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新築マンション火災保険の建物評価額:131,000円/㎡は妥当?1,200万円の保険金額は可能?
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建物評価額について、セゾンのオペレーターからは専有面積1平米あたり131,000円の評価単価で、専有面積92.18㎡なので1,160万円が限度と言われました。しかし、デベロッパー推奨の他社見積もりでは1,200万円となっており、私の計算では1,200万円程度の保険金額が可能だと考えています。セゾンの計算方法に疑問を感じています。私の計算が間違っているのか、それともセゾンの説明に問題があるのか知りたいです。
火災保険(火災保険は、火災だけでなく、風災、水災、盗難など、様々なリスクをカバーする保険です)は、建物や家財に損害が発生した場合に備える保険です。保険金額は、建物の再建築費用(建物を建て直すのに必要な費用)を元に決定されます。 建物評価額とは、保険会社が建物の価値を評価した金額のことです。この金額が、保険金額の上限となることが多いです。
評価額は、専有面積だけでなく、建物の構造、築年数、設備(キッチン、浴室、トイレなどの設備や、今回のケースのようにビルトイン食洗機、床暖房、浴室サウナなどの高価な設備)のグレード、そして立地条件なども考慮して算出されます。そのため、単純に専有面積に単価をかけるだけでは正確な評価額は算出できません。
質問者様の計算は、専有面積に単価をかけただけの単純計算です。セゾンのオペレーターは、設備のグレードなどを考慮した上で、131,000円/㎡という単価を提示した可能性があります。しかし、デベロッパー推奨の他社見積もりでは1,200万円とされていることから、セゾンの評価額に疑問が残ります。
セゾンのオペレーターの説明に不備があった可能性、もしくは、セゾン独自の評価基準がある可能性も考えられます。
火災保険に関する法律は特にありませんが、保険契約は民法(契約に関する法律)の規定に従います。保険会社は、保険契約締結前に重要な事項を告知する義務があります。 今回のケースでは、評価額算出の根拠を明確に説明する義務がセゾンにはありました。
* **専有面積×単価=評価額 ではない:** これはあくまで大まかな目安です。建物のグレード、設備、立地など、様々な要素が評価額に影響します。
* **デベロッパー推奨の保険が必ずしも最適ではない:** デベロッパーは提携保険会社から手数料を得ている場合があり、必ずしも顧客にとって最良の条件とは限りません。複数社の見積もりを比較することが重要です。
* **保険金額は高くても良いわけではない:** 保険金額が高すぎると保険料が高くなります。適切な保険金額は、再建築費用を考慮して決定する必要があります。
* **セゾンに詳細な見積もりと評価根拠の開示を求める:** なぜ1,160万円が限度なのか、具体的な根拠を説明してもらう必要があります。
* **他社見積もりと比較する:** 複数の保険会社の見積もりを比較することで、最適なプランを選択できます。
* **不動産会社やファイナンシャルプランナーに相談する:** 専門家のアドバイスを受けることで、より適切な保険選びができます。
* セゾンとの交渉が難航した場合
* 保険内容の理解が難しい場合
* 複数の保険会社の見積もりを比較検討できない場合
マンションの火災保険の建物評価額は、専有面積だけでなく、建物の構造、設備、立地など様々な要因によって決まります。単純な計算で判断せず、保険会社に詳細な説明を求め、複数の見積もりを比較検討することが重要です。 疑問点があれば、不動産会社やファイナンシャルプランナー、保険のプロに相談しましょう。 納得のいく保険選びをしてください。
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