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新築マンション購入!持ち分比率の最適解を探る!入籍前カップルが知っておくべきポイント

【背景】
* 彼と入籍前に新築マンションを購入予定です。
* 現在、生活費は折半、初期費用は5:5で負担しています。
* ローンは彼単独名義ですが、私の収入も合算して事前審査を受けました。
* 万が一、彼がローンを滞納した場合、私に返済義務が発生する可能性があると説明を受けました。

【悩み】
マンションの持ち分比率をどう設定すべきか悩んでいます。初期費用、収入、将来の生活費など、色々な要素を考慮すると、どの比率がベストなのか判断できません。パターン①~③それぞれのメリット・デメリット、そしてそもそも持ち分比率の選択は可能なのかを知りたいです。

持ち分比率は、収入や将来の生活費を考慮し、5:5が現実的です。

1.マンションの持ち分比率とは?

マンションの持ち分比率とは、マンション全体を何分割したうちの何分割を所有しているかを表す割合です。(例えば、100分の10の持ち分であれば、マンション全体の10%を所有していることになります。) この比率によって、マンションの売却益や固定資産税(不動産を所有していることに対してかかる税金)の負担割合が決まります。 持ち分比率は、所有権の共有割合を表すものであり、必ずしも出資額や収入と一致する必要はありません。

2.今回のケースへの回答:5:5が現実的

質問者様の状況を考慮すると、持ち分比率を5:5にするのが最も現実的です。 理由は以下の通りです。

* **生活費の現状と将来見込み:** 現在、生活費を折半しており、入籍後も同様の生活を続ける予定とのことです。 この場合、持ち分比率を収入比(6:4)にするよりも、生活費負担の公平性を反映した5:5の方が、将来的なトラブルを回避しやすいでしょう。

* **ローンの連帯保証人:** ローンは彼単独名義ですが、滞納時の返済義務が発生する可能性があります。これは事実上の連帯保証人(債務者の債務不履行の場合に、債権者に対して債務を肩代わりする義務を負う者)に近い状態です。 このリスクを考慮すると、持ち分比率で過度に負担を分担する必要はありません。

* **初期費用の負担:** 初期費用は既に5:5で負担済みです。 この点を考慮すると、持ち分比率も5:5にすることで、公平性を保ちやすくなります。

3.関係する法律や制度

マンションの持ち分比率は、所有権の共有に関する民法(私人間の権利義務関係を規定した法律)の規定に従います。 具体的には、共有物に関する規定が適用されます。 また、固定資産税の負担は持ち分比率に基づいて決定されます。

4.誤解されがちなポイント

持ち分比率は、必ずしも出資額や収入に比例する必要はありません。 公平性や将来的な生活設計を考慮して決定することが重要です。 また、持ち分比率とローン返済額は必ずしも一致しません。 ローン返済はローン契約に基づいて行われます。

5.実務的なアドバイス

* **契約書をよく確認する:** 契約書に記載されている持ち分比率、ローンに関する事項、その他重要な条件を、弁護士や司法書士などの専門家に見てもらうことをお勧めします。

* **将来の変更可能性:** 持ち分比率は、売買契約締結後に変更することは困難です。 そのため、将来を見据えて慎重に決定することが重要です。 しかし、状況の変化に応じて、協議の上で変更することも不可能ではありません。

* **公正証書の作成:** 持ち分比率に関する合意を、公正証書(公証役場が作成する、証拠力が高い文書)として作成しておくことで、将来的なトラブルを予防できます。

6.専門家に相談すべき場合

* 契約内容に不明な点がある場合
* ローンに関するリスクについて不安がある場合
* 持ち分比率の決定に迷う場合
* 将来的なトラブルを回避したい場合

7.まとめ

持ち分比率の設定は、将来的な生活設計やリスクを考慮して慎重に行う必要があります。 今回のケースでは、生活費の負担割合やローンの状況を考慮すると、5:5の比率が最も現実的で、公平性の高い選択肢と言えるでしょう。 しかし、最終的な決定は、ご自身でよく検討し、必要であれば専門家の意見を仰いでください。 契約書の内容を十分に理解し、将来的なトラブルを回避するための対策を講じることも大切です。

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