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新築住宅の名義変更と再婚:戸籍と不動産登記の変更手続きを徹底解説
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新築の家の登記は今の姓で行いますが、結婚後に名字が変わっても名義変更は容易にできますか?名義はそのまま、名字だけ変更したいです。登記や名義変更の手続きが全く分からず不安です。
まず、戸籍と不動産登記の違いを理解することが重要です。戸籍(こせき)は、個人の氏名、住所、家族関係などを記録した公的な書類です。一方、不動産登記は、土地や建物の所有者や権利関係を記録した公的な登記簿(とうきぼ)に記録されるものです。 戸籍の変更は、婚姻届の提出によって自動的に行われます。一方、不動産登記の変更は、所有権に変更がない場合でも、氏名変更を反映させるための手続きが必要です。
ご質問のケースでは、不動産の名義は変わりません。変更するのは、登記簿に記載されている「所有者」の氏名(名字)だけです。結婚後、戸籍上の氏名が変更されたことを証明する書類(戸籍謄本(こせきとうほん))を準備し、法務局に「表示変更登記」の手続きを申請すれば、登記簿上の名字を新しい姓に変更できます。
この手続きは、不動産登記法に基づいて行われます。表示変更登記は、所有権の移転ではないため、比較的簡単な手続きです。
「名義変更」という言葉は、所有権の移転を意味する場合と、氏名などの表示変更を意味する場合があります。今回のケースは、後者の「表示変更」です。所有権の移転を伴わないため、高額な費用はかかりません。
1. **戸籍謄本を取得する**: 結婚後、市区町村役場で新しい戸籍謄本を取得します。
2. **表示変更登記申請書を作成する**: 法務局で入手できる申請書に必要事項を記入します。司法書士に依頼することも可能です。
3. **必要な書類を準備する**: 戸籍謄本、不動産登記簿謄本(所有権を証明する書類)、印鑑証明書などが必要です。
4. **法務局に申請する**: 準備した書類を法務局に提出します。手数料が必要です。
5. **登記完了の通知を受ける**: 登記が完了すると、法務局から通知が届きます。
不動産登記の手続きは、法律の知識が必要な場合もあります。複雑な事情がある場合や、不安な場合は、司法書士(しほうしょし)(不動産登記の専門家)に相談することをお勧めします。司法書士は、手続きの代行やアドバイスをしてくれます。
再婚による氏名変更に伴う不動産登記の変更は、「表示変更登記」という手続きで対応できます。所有権の移転ではないため、比較的容易で、費用もそれほどかかりません。ただし、手続きに不安がある場合は、司法書士への相談を検討しましょう。戸籍と不動産登記は別物であることを理解し、それぞれの手続きが必要であることを覚えておきましょう。 戸籍の変更は婚姻届の提出で自動的に行われますが、不動産登記は別途手続きが必要です。
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