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新築住宅の瑕疵(かし)だらけ!引き渡しは妥当?専門家が解説する対処法

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このような状態での引き渡しは普通のことなのでしょうか?このまま納得して引き渡すべきなのか、それとも何か対処すべきなのか、非常に悩んでいます。
新築住宅の引き渡しは、売主(工務店)から買主(あなた)へ、建物が契約内容通りに完成したことを確認し、所有権を移転する重要な手続きです。しかし、今回のケースのように、多くの瑕疵(かし)が見つかることは決して普通ではありません。瑕疵とは、建物に存在する欠陥(欠点)のことです。法律では、売主は瑕疵のない建物を引き渡す義務を負っています(民法第570条)。
今回のケースは、明らかに瑕疵(かし)だらけであり、契約内容を満たしていないため、不当な引き渡しと言えます。建具の傾き、クロス汚れ、床鳴りなどは、明らかに施工不良であり、許容範囲を超えています。インターホンの設置ミスやシステムキッチンの違いは、契約内容と異なるため、重大な瑕疵です。完了検査を実施していない点も問題です。(完了検査は、建築基準法に則って建築されたかを確認する手続きです。都市計画区域外だから不要というのは誤りです。)
この問題には、民法と建築基準法が関係します。民法は、売買契約における売主の瑕疵担保責任(欠陥のある商品を売った場合の責任)を規定しています。建築基準法は、建物の構造や安全性を定めており、建築基準に適合しない建物は違法となります。今回のケースでは、民法に基づき、工務店は瑕疵の修補または代金返還の責任を負います。
「都市計画区域外なので完了検査は不要」という工務店の説明は誤りです。完了検査は、建築基準法に基づくものではなく、あくまで行政による検査です。都市計画区域外であっても、建築基準法に適合した建物であることを確認する必要があります。
まずは、工務店に書面で瑕疵の修補を要求しましょう。写真や動画で証拠をしっかり残しておきましょう。具体的な修補内容、期限などを明確に記載することが重要です。それでも対応が不十分な場合は、弁護士や専門機関に相談し、必要であれば裁判も視野に入れましょう。
工務店との交渉が難航したり、専門的な知識が必要な場合、弁護士や建築士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、法律的な観点から適切なアドバイスを行い、交渉をサポートしてくれます。また、証拠の収集や裁判手続きなどの手続き面でも助けてくれます。
今回のケースは、明らかに工務店の責任です。あなたは、契約通りの住宅を受け取る権利があります。工務店との交渉をスムーズに進めるためにも、証拠をしっかり集め、必要であれば専門家の力を借りましょう。あなたの権利を主張し、安心して暮らせる住まいを実現してください。
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