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新築分譲マンション、築年数で「新築」じゃなくなる時期と値下げについて

質問の概要

【背景】

  • 新築分譲マンションの購入を検討中です。
  • 物件は今年2月に完成したばかりです。

【悩み】

  • 新築マンションとして扱われなくなる時期がいつなのか知りたいです。
  • 築年数が経過すると、不動産会社が値下げを始めるのか知りたいです。
  • 値下げ交渉の際に役立つ情報が欲しいです。

新築の定義は法的に決まっており、1年経過で「新築」ではなくなります。値下げは状況次第です。

回答と解説

テーマの基礎知識:新築マンションの定義と分類

新築マンションと一口に言っても、その定義は実はいくつかの側面から考える必要があります。

まず、不動産広告などでの「新築」という表示には、大きく分けて2つの意味合いがあります。

  • 物理的な意味での新築: 建物が新しく建てられたばかりの状態を指します。
  • 法律的な意味での新築: 不動産登記法上の定義に基づき、「誰も住んだことがない」物件を指します。

今回の質問で重要になるのは、後者の「法律的な意味での新築」です。不動産広告では、築1年未満で、人が一度も住んでいない物件を「新築」と表示できます。これは、不動産公正取引協議会連合会が定める「不動産の表示に関する公正競争規約」(以下、公正競争規約)によって定められています。

つまり、たとえ建物が完成して間もなく、内装も非常にきれいな状態であっても、一度でも人が住んだ(または使用した)場合、それは「新築」ではなく「中古」マンションとして扱われることになります。

今回のケースへの直接的な回答:新築とみなされる期間

質問者様のケースでは、マンションが今年2月に完成しているとのことですので、現時点ではまだ「新築」として扱われる可能性が高いです。

しかし、公正競争規約では、「完成後1年を経過した建物は、未入居であっても、原則として『新築』とは表示できない」と定められています。したがって、来年の2月を過ぎると、そのマンションは法律上「新築」ではなくなり、「未入居物件」や「築浅物件」といった表現に変わる可能性があります。

ここで重要なのは、この定義はあくまで広告表示に関するものであり、建物の価値や実際の状態を直接的に示すものではないということです。

関係する法律や制度:不動産表示に関する公正競争規約

新築マンションの定義を理解する上で欠かせないのが、先ほども触れた「不動産の表示に関する公正競争規約」です。この規約は、消費者が誤解することのないように、不動産広告における表示ルールを定めています。

この規約は、不動産業者が守るべきルールであり、違反した場合は、是正勧告や罰金などの措置が取られることがあります。この規約のおかげで、消費者は安心して不動産情報を比較検討できるようになっています。

新築マンションの定義だけでなく、面積の表示方法、設備に関する説明、価格表示など、様々なルールが定められており、不動産広告を見る際には、この規約に沿った表示がされているかを確認することも重要です。

誤解されがちなポイントの整理:新築表示の期間と価値の関係

多くの人が誤解しやすい点として、新築表示の期間が、そのまま物件の価値に直結すると考えてしまうことが挙げられます。

確かに、新築マンションは、中古マンションに比べて一般的に高値で取引される傾向があります。しかし、それは必ずしも新築表示であることだけが理由ではありません。

新築マンションの価格には、建設コスト、土地代、広告宣伝費、デベロッパー(開発業者)の利益などが含まれています。一方、中古マンションは、これらの要素に加えて、建物の築年数や状態、立地条件、周辺環境などが総合的に評価されて価格が決定されます。

つまり、新築表示期間が終了したからといって、物件の価値が急激に下落するわけではありません。むしろ、マンションの価値は、その後の管理状況や修繕の実施状況、周辺環境の変化など、様々な要因によって変動します。

実務的なアドバイスや具体例の紹介:値下げ交渉の可能性とタイミング

質問者様が気になる「値下げ」についてですが、これは一概に「必ずある」とは言えません。しかし、いくつかの状況下では、値下げ交渉の余地が出てくる可能性があります。

  • 販売期間の長期化: マンションの販売が長期間にわたっている場合、在庫を減らすために、値下げが行われることがあります。
  • 販売時期: 不動産市場の状況や、年度末などの特定の時期には、値下げが行われることがあります。
  • 未販売住戸の存在: 竣工後も売れ残っている住戸がある場合、販売促進のために値下げが行われることがあります。

値下げ交渉を行う際のポイントとしては、まず、物件の相場を把握することが重要です。周辺の類似物件の価格や、過去の販売事例などを参考に、適正な価格を見極めましょう。

次に、交渉の際には、具体的な根拠を示すことが大切です。例えば、「この物件は、近隣の類似物件に比べて、価格が高い」といった具体的な理由を提示することで、交渉が有利に進む可能性があります。

ただし、値下げ交渉は、必ずしも成功するとは限りません。強引な交渉は、かえって販売側の反発を招く可能性もありますので、冷静かつ誠実な態度で臨むことが重要です。

また、値下げ交渉を行う際には、仲介業者(不動産会社)の意見も参考にすると良いでしょう。仲介業者は、市場の動向や販売側の事情を熟知しているため、交渉の進め方について、的確なアドバイスをしてくれるはずです。

専門家に相談すべき場合とその理由:不動産鑑定士やファイナンシャルプランナー

マンション購入は、人生における大きな決断の一つです。疑問や不安がある場合は、専門家に相談することをお勧めします。

  • 不動産鑑定士: 物件の適正な価値を判断してほしい場合や、価格交渉の根拠を明確にしたい場合に相談すると良いでしょう。不動産鑑定士は、客観的なデータに基づいて、物件の価値を評価してくれます。
  • ファイナンシャルプランナー: 住宅ローンの借り入れや、将来的な資金計画について相談したい場合に、ファイナンシャルプランナーに相談すると良いでしょう。ファイナンシャルプランナーは、個々の状況に合わせて、最適な資金計画を提案してくれます。

これらの専門家は、それぞれ異なる専門知識を持っています。自分の抱える問題に合わせて、適切な専門家を選ぶことが重要です。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回の質問に対する重要なポイントをまとめます。

  • 新築マンションとして扱われる期間は、完成後1年以内が原則です。
  • 新築表示期間が終了しても、物件の価値が急激に下落するわけではありません。
  • 値下げ交渉は、販売状況や市場の動向によって可能性が変わります。
  • 疑問や不安がある場合は、専門家(不動産鑑定士やファイナンシャルプランナー)に相談しましょう。

マンション購入は、多くの人にとって一生に一度の大きな買い物です。後悔のないように、しっかりと情報収集し、慎重に検討することをお勧めします。

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