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新築半年後の自宅ベランダでの自殺。事故物件になるかの判断と売却について

質問の概要

【背景】

  • 身内が新築して半年ほどの家のベランダで自殺を図った。
  • 発見後、救急搬送され、一時的に息を吹き返したものの、数時間後に死亡が確認された。
  • 近所の人には心臓発作による突然死と説明している。

【悩み】

  • 家で亡くなったわけではない場合、事故物件になるのか知りたい。
  • この家は売却できるのか不安に思っている。

事故物件と判断される可能性はあります。売却には告知義務が発生する可能性があります。専門家への相談が重要です。

回答と解説

1. 事故物件とは何か? 基本的な定義と前提

事故物件とは、一般的に、その物件内で人が亡くなった、または過去に亡くなった事実がある物件のことを指します。ただし、その「亡くなり方」によって、事故物件とみなされるかどうかが変わってきます。

具体的には、

  • 自殺
  • 他殺
  • 孤独死
  • 火災による死亡

など、人の死に関わる出来事が起きた物件が、事故物件とみなされる可能性が高いです。一方で、病死や老衰による自然死の場合は、必ずしも事故物件とはみなされません。

今回のケースでは、ご家族が自宅のベランダで自殺を図り、その後病院で亡くなったという状況です。この場合、その場所が「人が亡くなった場所」であるかどうか、という点が重要な判断基準となります。

2. 今回のケースへの直接的な回答

今回のケースでは、ご家族は自宅のベランダで自殺を図り、その後病院で亡くなっています。
この場合、事故物件に該当する可能性は高いと言えるでしょう。

なぜなら、自殺という行為自体が、事故物件と判断される主要な要因の一つであるからです。
たとえ亡くなった場所が病院であっても、自殺を図った場所が自宅のベランダであるという事実は、物件の価値に影響を与える可能性があります。

3. 関係する法律と制度

事故物件に関連する主な法律や制度として、宅地建物取引業法があります。

この法律は、不動産取引における消費者の保護を目的としており、不動産業者に対して、物件の重要な情報(重要事項と言います)を契約前に説明することを義務付けています。

事故物件の場合、この「重要な情報」には、過去にその物件で起きた事件や事故の内容が含まれます。具体的には、

  • 自殺
  • 他殺
  • 火災による死亡

など、人の死に関わる出来事があった場合、その事実を告知する義務が生じます。

告知義務の期間については、明確な法的規定はありません。
一般的には、事件発生から数年間は告知が必要とされることが多いです。
ただし、事件の内容や社会的な影響度、物件の状況などによって、告知期間は異なります。

4. 誤解されがちなポイントの整理

事故物件に関する誤解として、よくあるのが「家の中で亡くなった場合だけが事故物件」というものです。

しかし、実際には、

  • 自宅の敷地内(庭など)
  • 建物内でない場合(ベランダ、駐車場など)

であっても、人の死に関わる出来事があった場合は、事故物件とみなされる可能性があります。

また、今回のケースのように、自殺未遂後に病院で亡くなった場合でも、自殺を図った場所が物件であれば、事故物件として扱われる可能性が高いです。

もう一つの誤解は、「近所の人に隠しておけば良い」という考え方です。
しかし、不動産取引においては、事実を隠蔽することは、後々大きなトラブルにつながる可能性があります。
売却後に、購入者から事実を知らされ、損害賠償請求や契約解除を求められるケースも少なくありません。

5. 実務的なアドバイスと具体例

今回のケースで、物件を売却する際の具体的なアドバイスをいくつかご紹介します。

  1. 告知の準備: 事故物件であることを告知する準備をしましょう。
    告知する範囲や方法については、専門家(不動産業者や弁護士)と相談しながら決定することが重要です。
    告知する際には、事実を正確に伝え、隠蔽しないようにしましょう。
  2. 不動産業者の選定: 事故物件の取り扱い経験が豊富な不動産業者を選びましょう。
    事故物件の売却には、通常の物件とは異なる専門知識やノウハウが必要です。
    事故物件の売却実績や、告知方法、価格設定などについて、詳しく説明してくれる業者を選ぶことが大切です。
  3. 価格設定: 事故物件は、一般的に通常の物件よりも価格が下落します。
    どの程度価格が下落するかは、事件の内容や、物件の状況、周辺の相場などによって異なります。
    専門家と相談しながら、適正な価格を設定しましょう。
  4. インスペクション(建物診断): 必要に応じて、建物のインスペクションを実施しましょう。
    事故物件の場合、心理的な影響だけでなく、建物の劣化が進んでいる可能性もあります。
    インスペクションを行うことで、物件の状態を客観的に把握し、適切な修繕計画を立てることができます。

具体例:

あるマンションの一室で、孤独死があった場合、その部屋は事故物件として扱われます。
売却する際には、その事実を告知する必要があります。
告知の方法としては、重要事項説明書に記載したり、購入希望者に口頭で説明したりします。
また、物件の価格は、周辺の相場よりも低く設定されることが一般的です。

6. 専門家に相談すべき場合とその理由

今回のケースでは、以下の専門家への相談をおすすめします。

  • 不動産業者: 事故物件の売却に関する相談ができます。
    告知義務や、売却価格、売却方法などについて、アドバイスを受けることができます。
    事故物件の取り扱い経験が豊富な業者を選ぶことが重要です。
  • 弁護士: 告知義務や、売却後のトラブルなど、法的問題に関する相談ができます。
    万が一、売却後にトラブルが発生した場合、弁護士に相談することで、適切な対応をとることができます。
  • 精神科医またはカウンセラー: 精神的な負担が大きい場合は、専門家への相談も検討しましょう。
    大切な人を亡くした悲しみや、事故物件としての対応など、精神的なサポートが必要になる場合があります。

専門家に相談することで、適切なアドバイスを受け、安心して売却を進めることができます。

7. まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回の質問に対する重要なポイントをまとめます。

  • 自宅のベランダでの自殺は、事故物件に該当する可能性が高い。
  • 売却する際には、告知義務が発生する可能性がある。
  • 告知範囲や方法は、専門家と相談して決定する。
  • 不動産業者や弁護士など、専門家への相談が不可欠。
  • 事実を隠蔽せず、誠実に対応することが重要。

事故物件の売却は、複雑な問題が絡み合うため、一人で抱え込まず、専門家のサポートを受けながら、慎重に進めることが大切です。

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