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新築土地購入で電柱問題発生!不動産屋との交渉術を解説

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土地を購入して新築の家を建てる際、意外と見落としがちなのが、電柱や電線の問題です。電柱は、電力を各家庭に届けるために不可欠なものですが、その設置場所や管理には様々なルールがあります。
まず、電柱が設置されている土地には、通常、電力会社が「地役権」(じえきけん)と呼ばれる権利を持っています。地役権とは、特定の目的のために他人の土地を利用できる権利のことです。電柱の場合、電柱を設置し、維持・管理するために、土地所有者の土地の一部を利用する権利を意味します。
電柱の設置場所や種類によっては、日照や景観を損ねる可能性もあります。また、電柱の移設や撤去には費用がかかることもあります。そのため、土地を購入する際には、電柱の有無や位置、地役権の有無などを事前に確認することが重要です。
今回のケースでは、不動産屋から「電柱の段取りは買主で」と言われたとのことですが、これは一般的な対応です。通常、電柱の設置や移設に関する手続きは、土地の買主が行うことが一般的です。これは、電柱の設置場所が、その土地の利用に直接影響を与えるためです。
不動産屋が「売主に電柱の段取りをする義務はない」と言ったのは、法的義務がないという意味では正しいです。しかし、だからといって、不動産屋が全く関与しないわけではありません。不動産屋は、電力会社との交渉を円滑に進めるために、ある程度の情報提供やアドバイスを行うことが期待されます。
電柱に関する主な法律としては、「電気事業法」があります。この法律は、電気事業の運営や、電柱などの電気工作物の設置・管理について定めています。また、電柱の設置場所や高さなどについては、各地域の条例や関連法規によって細かく規定されている場合があります。
地役権に関しても、民法で定められています。地役権は、土地の利用を制限するものであり、その内容や範囲は、土地の登記簿に記載されます。土地を購入する際には、登記簿を確認し、地役権の有無や内容を必ず確認しましょう。
電柱に関する誤解として多いのは、「電柱の設置は不動産屋の責任」というものです。実際には、不動産屋に電柱の設置義務はありません。売主も同様です。電柱の設置は、電力会社と土地所有者(または買主)との間で協議され、合意に基づいて行われます。
もう一つの誤解は、「電柱は無料で設置できる」というものです。電柱の設置には、土地所有者の承諾が必要であり、場合によっては、土地の利用制限に対する補償金が発生することがあります。また、電柱の移設や撤去には、多額の費用がかかることもあります。
電柱に関する問題が発生した場合、まずは不動産屋に状況を確認し、協力が得られる範囲を確認しましょう。具体的には、以下のようなことを確認すると良いでしょう。
次に、電力会社に連絡し、電柱に関する詳細な情報を入手しましょう。電力会社は、電柱の設置場所や、電線との関係、今後の計画などについて、詳しく説明してくれます。
交渉の際には、以下の点を意識しましょう。
具体例として、新築の家を建てる際に、電柱が建物の前に位置してしまう場合があります。この場合、電力会社と交渉して、電柱の位置をずらしたり、地中化(電線を地中に埋めること)を検討したりすることができます。ただし、地中化には多額の費用がかかるため、事前に費用負担について確認する必要があります。
以下のような場合には、専門家への相談を検討しましょう。
相談する専門家としては、土地家屋調査士、弁護士、不動産鑑定士などが挙げられます。それぞれの専門家が、異なる視点から、問題解決をサポートしてくれます。
今回の問題の重要ポイントをまとめます。
新築の土地購入は、一生に一度の大きな買い物です。電柱の問題に限らず、様々な問題が発生する可能性があります。困ったことがあれば、一人で抱え込まず、専門家や不動産屋に相談し、最適な解決策を見つけましょう。
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