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根抵当権と競売!二番抵当権は抹消される?泣き寝入りしないための解説

【背景】

  • 友人の事業資金として、友人の自宅(土地と建物)に二番抵当権を設定して融資しました。
  • その自宅には既に一番抵当権(根抵当権、4000万円)が設定されていました。
  • 友人の事業がうまくいかず、一番抵当権者である銀行が競売を申し立てました。

【悩み】

  • 競売になった場合、二番抵当権はどのようになるのか?
  • 融資したお金が返ってこなくなるのではないかと不安です。
競売で一番抵当権が優先され、二番抵当権は状況により抹消の可能性あり。弁護士への相談を推奨します。

一番抵当権と二番抵当権、競売と抹消の基本

不動産に関する悩み、本当に心配ですよね。今回のケースは、根抵当権(ねていとうけん)と抵当権(ていとうけん)、そして競売(けいばい)という、少し難しい言葉が出てきます。まずは、それぞれの言葉の意味と、今回の状況を理解するための基礎知識から見ていきましょう。

テーマの基礎知識(定義や前提の説明)

・抵当権とは?

お金を貸した人が、万が一返済されなかった場合に、そのお金を回収するために、担保(たんぽ)として設定する権利のことです。担保となるのは、多くの場合、土地や建物などの不動産です。

・根抵当権とは?

抵当権の一種ですが、継続的な取引(例えば、銀行との継続的な融資など)のために設定されるものです。通常の抵当権と違い、借入額の上限(極度額(きょくどがく))を定めて、その範囲内であれば、何度でもお金を借りたり返したりできます。今回のケースでは、4000万円が極度額として設定されています。

・二番抵当権とは?

一つの不動産に、複数の抵当権が設定されることがあります。一番最初に設定された抵当権を「一番抵当権」、次に設定された抵当権を「二番抵当権」と呼びます。今回のケースでは、最初に銀行が根抵当権を設定し、その後に友人が二番抵当権を設定した、という状況です。

・競売とは?

お金を借りた人が返済できなくなった場合、債権者(お金を貸した人)が裁判所に申し立て、その不動産を強制的に売却する手続きのことです。売却代金は、債権者に分配されます。

・今回のケースの状況

友人の自宅(土地と建物)に、銀行(一番抵当権者)とあなた(二番抵当権者)がそれぞれ抵当権を設定しています。友人が返済できなくなったため、銀行が競売を申し立てました。

今回のケースへの直接的な回答

一番抵当権者である銀行が競売を申し立てた場合、二番抵当権はどうなるのでしょうか?

基本的には、競売で売却された代金は、債権者の債権額に応じて配分されます。この際、優先順位が重要になります。抵当権の場合は、設定された順番(登記の順番)が優先順位を決める基準となります。

今回のケースでは、一番抵当権者である銀行が優先的に配当を受け、残ったお金があれば、二番抵当権者であるあなたが配当を受けることになります。しかし、競売で売却された金額が、一番抵当権者の債権額(4000万円)に満たない場合、二番抵当権は抹消される可能性があります。つまり、あなたにお金が一切入ってこない、という事態も起こり得るのです。

関係する法律や制度がある場合は明記

今回のケースで関係する主な法律は、民法です。民法では、抵当権や競売に関するルールが定められています。具体的には、以下の条文が関係してきます。

・民法387条(抵当権の実行)

抵当権者は、債務者が債務を履行しない場合、抵当権の目的物を競売し、その代金から優先的に弁済を受けることができます。

・民法395条(後順位抵当権者の保護)

競売の結果、一番抵当権者の債権額が完済されなかった場合、後順位の抵当権者は、その不足額について弁済を受けることができません。

これらの条文から、競売における抵当権の優先順位と、後順位抵当権者のリスクが理解できます。

誤解されがちなポイントの整理

今回のケースで、誤解されがちなポイントを整理しておきましょう。

・二番抵当権があれば必ずお金が返ってくる?

いいえ、そうとは限りません。競売の結果、一番抵当権者の債権額が優先的に弁済され、残ったお金が二番抵当権者に分配されます。売却額が一番抵当権者の債権額に満たない場合、二番抵当権者は何も受け取れない可能性があります。

・二番抵当権は絶対に抹消される?

いいえ、必ずしもそうではありません。競売で売却された金額が、一番抵当権者の債権額を上回り、さらに二番抵当権者の債権額も賄える場合は、二番抵当権は抹消されずに、あなたもお金を受け取ることができます。

・競売になったら何もできない?

いいえ、そうではありません。競売の手続きには、債権者として参加することができます。また、競売に参加して、自分でその不動産を買い取ることも可能です。

実務的なアドバイスや具体例の紹介

今回のケースで、あなたが取るべき実務的なアドバイスをいくつかご紹介します。

・弁護士に相談する

まずは、専門家である弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、あなたの状況を詳しく聞き、法的観点から適切なアドバイスをしてくれます。また、競売の手続きに関するアドバイスや、債権回収のための交渉なども行ってくれます。

・競売の状況を把握する

競売が開始されたら、裁判所のウェブサイトなどで、競売の状況を確認しましょう。入札の状況や、売却価格などを知ることができます。これにより、今後の対応を検討する上で役立ちます。

・債権届出を行う

競売の手続きの中で、債権者は債権届出を行う必要があります。これは、あなたの債権額を裁判所に申告する手続きです。これにより、競売で得られた代金が、あなたの債権額に応じて分配されることになります。

・競売に参加する

競売に参加して、自分でその不動産を買い取ることも可能です。ただし、入札には、事前に準備が必要となります。また、不動産の価値を正しく評価し、適正な価格で入札する必要があります。

・債権回収のための交渉

場合によっては、債務者(友人のこと)と直接交渉して、債権回収を図ることも可能です。例えば、分割払いの合意や、他の資産を担保にすることなども検討できます。ただし、交渉は専門知識が必要になるため、弁護士に相談しながら進めることをお勧めします。

専門家に相談すべき場合とその理由

今回のケースでは、専門家である弁護士に相談することが非常に重要です。その理由は以下の通りです。

・法的知識が必要

抵当権や競売に関する法的な知識は、非常に複雑です。専門的な知識がないと、自分の権利を正しく主張することが難しくなります。

・手続きの複雑さ

競売の手続きは、書類の作成や、裁判所とのやり取りなど、煩雑な手続きを伴います。弁護士は、これらの手続きを代行してくれます。

・客観的な判断

今回のケースでは、友人との関係性も影響してくる可能性があります。弁護士は、客観的な立場から、あなたの最善の利益のためにアドバイスをしてくれます。

・債権回収の可能性を高める

弁護士は、債権回収の専門家です。あなたの状況に合わせて、最適な債権回収の方法を提案し、実行してくれます。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

今回のケースの重要ポイントをまとめます。

・二番抵当権は、一番抵当権が優先されるため、競売で抹消される可能性がある。

・競売の結果、売却代金が一番抵当権者の債権額に満たない場合、二番抵当権者は配当を受けられない。

・まずは弁護士に相談し、専門的なアドバイスを受けることが重要。

・競売の状況を把握し、債権届出を行うなど、適切な対応をとることが大切。

今回のケースは、非常に複雑で、専門的な知識が必要となります。一人で悩まず、専門家である弁護士に相談し、適切なアドバイスを受けながら、最善の解決策を見つけてください。

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