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殺人事件があったマンションの部屋は売れる? 告知義務や価格への影響を解説

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不動産の世界には、様々な専門用語があります。その中でも、今回のテーマに関わる重要な言葉が「事故物件」です。
事故物件とは、簡単に言うと、その物件内で「人の死」があった物件のことを指します。ただし、全ての死が事故物件になるわけではありません。例えば、病気による自然死や老衰による死亡は、一般的には事故物件とはみなされません。一方、殺人や自殺、孤独死(誰にも看取られずに亡くなること)などは、心理的な影響を与える可能性があるため、事故物件として扱われることが多いです。
事故物件は、通常の物件よりも「心理的な抵抗感」を持つ人が多いため、売買や賃貸に影響が出ることがあります。
今回のケースのように、マンションの部屋で殺人事件が起きた場合、その部屋は間違いなく「事故物件」として扱われます。これは、事件の内容が、そこに住む人や購入を検討する人に大きな心理的影響を与えるためです。
この部屋は、売却することも賃貸に出すことも可能です。しかし、売主(または貸主)には、購入者(または入居希望者)に対して、過去にその部屋で殺人事件があったことを告知する義務があります。この告知を怠ると、後々トラブルになる可能性があります。
告知義務がある期間については、明確な法的規定はありません。一般的には、事件発生から一定期間(数年~10年程度)は告知が必要とされることが多いです。しかし、事件の内容や社会的な影響度合い、その後の物件の状況などによって、告知期間は異なります。
不動産の売買や賃貸には、様々な法律が関係します。今回のケースで特に重要となるのが、「宅地建物取引業法」です。
宅地建物取引業法は、不動産取引の公正さを守り、消費者の利益を保護するための法律です。この法律の中で、売主や不動産業者は、物件の重要な情報を購入者や入居希望者に告知する義務を負っています。これを「告知義務」と言います。
告知義務の対象となる情報は多岐にわたりますが、事故物件の場合、過去にその物件内で起きた「人の死」に関する情報は、特に重要な告知事項となります。売主は、この情報を隠したり、誤った情報を伝えたりすることはできません。
もし、売主が告知義務を怠った場合、購入者は契約を解除したり、損害賠償を請求したりできる可能性があります。また、不動産業者が故意に告知を怠った場合は、行政処分を受けることもあります。
事故物件に関する情報について、誤解されやすいポイントを整理しておきましょう。
また、事故物件の告知は、プライバシーの問題とも関係します。事件の詳細な内容や、関係者の個人情報をむやみに公開することは、プライバシー侵害にあたる可能性があります。告知の際には、どこまでの情報を伝えるべきか、慎重に判断する必要があります。
実際に、事故物件を売却したり、賃貸に出したりする場合、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?
具体例として、あるマンションの部屋で自殺があった場合、その部屋の売却価格は、周辺の同程度の物件よりも20~30%程度下落することがあります。また、賃貸の場合、賃料を相場の20%程度安く設定したり、家賃を一定期間免除するなどの対応が取られることがあります。
事故物件に関する問題は、専門的な知識が必要となる場合があります。以下のような場合は、専門家への相談を検討しましょう。
専門家は、法律や不動産に関する専門知識だけでなく、豊富な経験とノウハウを持っています。専門家の意見を聞くことで、より適切な判断を下し、トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
今回のテーマに関する重要ポイントをまとめます。
事故物件の問題は、複雑でデリケートな問題です。しかし、正しい知識と適切な対応をすることで、トラブルを回避し、円満な解決を目指すことができます。
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