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法学部生必見!論述試験の答案構成を徹底解説!書き方のコツと見本を紹介

質問の概要

【背景】

  • 大学1年生で、あと1ヶ月後に迫った民法債権各論と憲法の論述試験を控えています。
  • 試験の論述の書き方がよく分からず、困っています。
  • 書き方として「問題提起」「規範定立」「あてはめ」「結論」という流れで書くことは理解しています。

【悩み】

  • いざ答案を書こうとしても、どのように書き始めれば良いのか分からず、手が止まってしまいます。
  • 具体的な書き方の見本が欲しいです。

論述試験の答案は、基本構成に沿って、具体例を参考にしながら、丁寧に論理を積み重ねて記述しましょう。

回答と解説

論述試験って何?答案作成の基礎知識

法律科目の論述試験は、単に知識を暗記しているだけでは高得点を取れません。法律的な問題に対して、自分の考えを論理的に説明する能力が試されます。具体的には、与えられた問題文(事例)を読み解き、それに対する法的解釈や結論を導き出す能力が求められます。

試験では、問題文に示された事実関係を正確に把握し、関連する法律や判例(過去の裁判例)を適用して、論理的に結論を導き出す必要があります。そのため、単なる知識の羅列ではなく、論理的な思考力と表現力が重要になります。

今回のケースへの直接的な回答

論述試験の答案作成は、以下の4つのステップで構成されます。これが基本の「型」です。

  • ① 問題提起(問題の所在を明確にする):問題文で問われている法的問題点を明確にします。
  • ② 規範定立(解決に必要な法律や判例を示す):問題解決に必要な法律の条文や判例のルールを示します。
  • ③ あてはめ(事実と規範を比較検討する):問題文の事実関係を、②で示した規範に当てはめて、分析・評価します。
  • ④ 結論(最終的な判断を示す):③の分析に基づいて、最終的な結論を導き出します。

この流れに沿って、具体的にどのように答案を作成していくか、以下で詳しく解説します。

論述試験の答案構成:4つのステップを詳しく解説

1. 問題提起:何が問題なのかを明確にする

問題提起は、答案の導入部分であり、何が問題となっているのかを明確にする部分です。問題文を読み解き、争点(争われている点)を特定します。例えば、「この契約は有効か?」、「Aさんの行為は不法行為(他人の権利を侵害する行為)に当たるか?」といった形で、問題の核心を簡潔に示します。

問題提起のポイントは、問題文の事実関係を正確に把握し、何が争点となっているのかを的確に表現することです。問題提起が曖昧だと、その後の論述もブレてしまい、高得点にはつながりません。

2. 規範定立:法律や判例のルールを示す

規範定立では、問題解決に必要な法律の条文や判例のルールを示します。これは、問題文で提示された問題に対して、どのような法律や判例を適用して解決していくのかを示す部分です。例えば、契約に関する問題であれば、民法の契約に関する条文や、過去の裁判例(判例)で示されたルールを引用します。

規範定立のポイントは、正確な条文や判例を引用し、その内容を分かりやすく説明することです。条文や判例の解釈を間違えると、その後のあてはめも誤ったものになってしまいます。

3. あてはめ:事実と規範を比較検討する

あてはめは、問題文で示された事実関係を、規範定立で示した法律や判例のルールに当てはめて、分析・評価する部分です。問題文の事実を具体的に説明し、それらが規範のどの部分に該当するのかを論理的に説明します。例えば、「Aさんの行為は、〇〇という点で、民法の〇〇条に規定されている〇〇という要件に該当する」といったように、事実と規範を関連付けて説明します。

あてはめのポイントは、客観的な事実に基づいて、論理的に説明することです。自分の主観的な意見や感情ではなく、事実と規範の整合性を重視して、論理的な結論を導き出す必要があります。

4. 結論:最終的な判断を示す

結論は、あてはめの結果に基づいて、最終的な判断を示す部分です。問題提起で提示した問題に対して、どのような結論になるのかを明確に示します。例えば、「したがって、この契約は有効である」といったように、結論を簡潔に示します。

結論のポイントは、これまでの論述を踏まえて、結論を明確にすることです。結論が曖昧だったり、根拠が不明確だったりすると、高得点は望めません。

試験でよくある誤解と注意点

論述試験では、以下のような誤解や注意点があります。

  • 単なる知識の羅列:法律の知識を詰め込むだけでは、高得点は取れません。論理的な思考力と表現力が重要です。
  • 感情的な表現:自分の感情や主観的な意見を述べるのではなく、客観的な事実と論理に基づいて、答案を作成しましょう。
  • 時間配分:時間内にすべての問題を解き終えるためには、時間配分を意識して答案を作成する必要があります。

実務的なアドバイスと具体例の紹介

実際に答案を書く際には、以下の点を意識しましょう。

  • 問題文を丁寧に読む:問題文の事実関係を正確に把握することが、答案作成の第一歩です。
  • 基本的な型を意識する:問題提起、規範定立、あてはめ、結論という基本構成を意識して、論述しましょう。
  • 具体例を参考に:教科書や参考書に載っている答案例を参考に、自分の答案を作成してみましょう。
  • 練習を重ねる:実際に答案を書いて、先生や友人に添削してもらうことで、論述力を高めることができます。

以下に、簡単な事例と答案構成の例を示します。

【事例】

Aさんは、Bさんから土地を購入する契約を締結しました。しかし、契約締結後、Bさんはその土地をCさんに売却してしまいました。AさんはBさんに対して、どのような法的手段を取ることができますか?

【答案構成例】

  1. 問題提起:本件では、AさんとBさん間の土地売買契約が締結された後、Bさんがその土地をCさんに売却したことが問題となっています。Aさんは、Bさんに対して、どのような法的手段を取ることができるでしょうか。
  2. 規範定立:民法には、契約違反に対する救済方法として、債務不履行に基づく損害賠償請求(民法415条)や、契約の解除(民法541条)などが規定されています。また、不動産の二重譲渡(同じ不動産を二人に売却してしまうこと)の場合、原則として先に登記をした者が権利を取得します(民法177条)。
  3. あてはめ:AさんとBさん間の土地売買契約は有効に成立しています。しかし、Bさんは、Aさんに土地を引き渡す義務を負っているにもかかわらず、Cさんに土地を売却し、Aさんに引き渡すことができなくなりました。これは、Bさんの債務不履行にあたります。Aさんは、Bさんに対し、債務不履行に基づく損害賠償請求をすることができます。また、Aさんは、契約を解除することもできます。ただし、Cさんが先に登記をしていれば、AさんはCさんに対して土地の所有権を主張することはできません。
  4. 結論:したがって、Aさんは、Bさんに対し、債務不履行に基づく損害賠償請求をし、または契約を解除することができます。ただし、Cさんが先に登記をしていれば、AさんはCさんに対して土地の所有権を主張することはできません。

専門家に相談すべき場合とその理由

論述試験の対策は、独学でも可能ですが、より効果的に学習を進めるためには、専門家の助けを借りることも有効です。例えば、

  • 大学の先生:論述試験の対策について、直接指導を受けることができます。
  • 予備校の講師:論述試験の対策講座を受講することで、効率的に学習を進めることができます。
  • 先輩や友人:一緒に勉強したり、答案を添削し合ったりすることで、モチベーションを維持し、理解を深めることができます。

特に、自分の答案に自信がない場合や、どのように勉強すれば良いのか分からない場合は、専門家に相談することをおすすめします。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

論述試験の答案作成は、以下の4つのステップで構成されます。

  1. 問題提起:何が問題なのかを明確にする
  2. 規範定立:法律や判例のルールを示す
  3. あてはめ:事実と規範を比較検討する
  4. 結論:最終的な判断を示す

これらのステップを意識し、具体例を参考にしながら、論理的な答案を作成することが重要です。
練習を重ね、自信を持って試験に臨みましょう。

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