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深夜の一人暮らしで感じる不可解な現象…京都の古い物件で起こる謎の出来事と対処法

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半年ほど前から、帰宅するとテレビがついていたり、部屋の電気がついていたりします。最初は自分のミスだと思っていましたが、何度か同じことが起こり、泥棒ではないかと心配しています。しかし、金品は盗まれておらず、部屋も荒らされていません。
古い建物では、電気配線(電気を流すためのケーブル)の老朽化や、スイッチ類の故障によって、このような現象が起こることがあります。例えば、スイッチの接触不良(スイッチが完全にOFFになっていない状態)によって、テレビや照明が勝手に点灯することがあります。また、配線の劣化によって、ショート(電気回路が異常につながる状態)を起こし、電気が流れることがあるかもしれません。これは、幽霊などとは全く関係ありません。
築年数の古い建物では、建物の構造自体に問題がある可能性も考えられます。例えば、窓枠の隙間から風が入り、ドアの開閉センサー(ドアが開いているかどうかを感知するセンサー)が誤作動を起こすことで、照明が点灯することがあります。また、建物の構造上の問題によって、電磁波(電気が流れることで発生する波)の影響を受ける可能性もあります。これも、超自然現象(科学では説明できない現象)とは関係ありません。
質問者さんのケースでは、金品が盗まれておらず、部屋も荒らされていないことから、泥棒の可能性は低いと考えられます。最も可能性が高いのは、建物の老朽化や電気系統の不具合です。
今回のケースに直接関係する法律や制度はありません。しかし、もし建物に重大な欠陥(住むのに危険な状態)があり、大家さんがそれを放置している場合は、借地借家法(土地や建物を借りる際の法律)に基づいて、修繕を請求することができます。
「幽霊を見た」という感覚は、恐怖や不安からくる錯覚(実際とは違うように感じること)である可能性が高いです。深夜の帰宅、一人暮らしという状況は、心理的な不安を増幅させる可能性があります。また、古い建物特有の音や気配も、不安を煽る要因となります。
まずは、建物の管理会社や大家さんに状況を説明し、電気系統の点検を依頼しましょう。点検の結果、不具合が見つかった場合は、修理をしてもらいます。もし、点検で異常が見つからなくても、不安が解消されない場合は、防犯対策(防犯カメラの設置など)を検討するのも良いでしょう。
電気系統の点検をしても原因が分からず、不安が解消されない場合は、電気工事士などの専門家に相談することをお勧めします。また、精神的な不安が強い場合は、精神科医やカウンセラーに相談するのも良いでしょう。
深夜の一人暮らしで感じる不可解な現象は、幽霊ではなく、古い建物の電気系統の不具合や老朽化が原因である可能性が高いです。まずは管理会社や大家さんに相談し、電気系統の点検を行いましょう。それでも解決しない場合は、専門家に相談することを検討してください。 不安な気持ちは、誰にでも起こりうるものです。専門家の力を借りながら、安心して暮らせるようにしましょう。
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