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準用河川や道路の所有権、権利関係、新設に関する疑問を徹底解説

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河川や道路に関する質問ですね。これらの土地の所有権や権利関係は、法律によって細かく定められています。ここでは、基本的な知識を整理しましょう。
まず、河川には、国が管理する「一級河川」と、都道府県や市町村が管理する「二級河川」や「準用河川」があります。準用河川は、河川法の規定が準用される河川で、多くの場合、市町村が管理しています。
道路についても、国が管理する「国道」、都道府県が管理する「都道府県道」、市町村が管理する「市町村道」と、管理者が分かれています。それぞれの道路の種類によって、管理や権利関係も異なります。
準用河川の河川管理施設用地や河川敷地の所有権についてですが、原則として、市町村が所有者となる場合が多いです。これは、河川法や関連する法律によって、市町村が河川管理者として、河川の維持管理を行う義務を負っているためです。
ただし、土地の取得経緯や、過去の経緯によっては、国や他の地方公共団体、あるいは私人が所有者となっている場合もあります。所有権が誰にあるのかは、登記簿謄本(とうきぼとうほん)(土地の権利関係を記録した公的な書類)などで確認する必要があります。
河川法23条と24条は、河川区域内での行為(工作物の設置など)に関する規制を定めています。これらの条文では、原則として、許可なく河川区域内で工作物を設置したり、土地の形状を変更したりすることはできません。
質問にあるように、これらの条文の括弧書きには「官有地」という言葉が出てきます。これは、もともと国や地方公共団体が所有している土地(官有地)以外では、権利関係が複雑になる可能性があるため、権利関係が明確でない土地での行為を制限する趣旨と考えられます。
河川管理施設用地や河川敷地で、権利取得が漏れてしまうケースがあるのではないか、という疑問についてですが、過去には、権利関係が整理されないまま施設が設置されてしまうケースも存在しました。しかし、現在は、土地収用法などの法律に基づき、公共事業に必要な土地は、正当な補償を行った上で取得することが原則となっています。
憲法29条(財産権)は、「私有財産は、正当な補償の下に、これを公共のために用いることができる」と定めています。これは、公共の利益のために、個人の財産を制限する場合、適切な補償を行う必要があることを意味します。
国道は、国の管理する重要な道路ですが、そのうち、一定の区域(指定区画)の外側は、都道府県が法定受託事務として管理を行います。法定受託事務とは、本来は国が行う事務を、地方公共団体が法律に基づいて行うものです。
県の管理の範囲は、維持修繕(道路の補修など)や、交通の安全を確保するための措置、道路法に基づく許可などです。道路の新設や変更(改築、改良)は、原則として、国が行うことになります。ただし、都道府県が国の委託を受けて行う場合もあります。
道路の新設は、以下の様な手順で進められます。
権利取得と工事開始のタイミングですが、一般的には、用地の取得が完了した後、工事が開始されます。ただし、用地の取得と並行して、一部の準備工事などが行われることもあります。
今回の質問に関係する主な法律や制度は以下の通りです。
この分野では、いくつかの誤解が生じやすいポイントがあります。
もし、ご自身の土地が河川や道路に接している場合や、関連する権利関係について疑問がある場合は、以下の点に注意してください。
例えば、ある土地が河川の近くにあり、土地の一部が河川敷地として利用されている場合、所有者は、河川管理者と協議し、土地の利用方法について合意する必要があります。また、河川の改修工事などが行われる場合、土地収用法に基づいて、正当な補償を受けることができます。
以下のような場合は、専門家(弁護士、土地家屋調査士など)に相談することをお勧めします。
専門家は、法律や専門知識に基づき、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。
今回の質問に対する重要なポイントをまとめます。
これらの知識が、河川や道路に関する理解を深めるための一助となれば幸いです。
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