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無断で設置された野立て看板!土地所有者が知っておくべき対応と法的措置

【背景】

  • 所有している土地に、許可なく第三者が野立て看板を設置している。
  • 看板の設置について、事前に承諾は得ていない。

【悩み】

  • 無断で看板を設置された場合の、法的罰則について知りたい。
  • 相手に対して、どのような対応ができるのか知りたい。
看板の撤去を求め、損害賠償請求も検討できます。弁護士への相談も有効です。

回答と解説

テーマの基礎知識:野立て看板とは?

野立て看板とは、土地に設置された広告看板のことです。
道路沿いや人通りの多い場所に設置され、企業や店舗の広告、案内などを表示します。
この看板を設置するには、通常、土地所有者の許可が必要です。
許可なく設置された場合は、法律に抵触する可能性があります。

今回のケースへの直接的な回答:無断設置された場合の対応

あなたの土地に無断で野立て看板が設置された場合、あなたはいくつかの対応を取ることができます。

  • 看板の撤去請求: 土地所有権に基づき、設置者に対して看板の撤去を求めることができます。これは、自分の土地を勝手に利用されている状態を解消するための基本的な権利です。(民法206条、所有権の内容)
  • 損害賠償請求: 無断で土地を使用されたことに対する損害賠償を請求することも可能です。
    具体的には、看板の設置場所を賃貸した場合に得られるはずだった賃料相当額などを請求できます。(民法709条、不法行為による損害賠償)
  • 法的措置: 上記の請求に応じない場合は、裁判を起こして、撤去命令や損害賠償を求めることもできます。

これらの対応は、内容証明郵便の送付から始まるのが一般的です。
内容証明郵便は、相手に通知を送ったことを証明するもので、後の法的措置に役立ちます。

関係する法律や制度:知っておきたい法的側面

今回のケースに関係する主な法律は以下のとおりです。

  • 民法: 土地所有権に関する規定(206条)、不法行為による損害賠償に関する規定(709条)など、土地所有者の権利と義務を定めています。
  • 屋外広告物法(正式名称:屋外広告物法): 広告物の表示に関する規制を定めています。
    都道府県や市区町村によっては、屋外広告物の設置に関する条例を定めており、許可が必要な場合があります。

無断で野立て看板を設置することは、これらの法律に違反する可能性があります。

誤解されがちなポイントの整理:注意すべきこと

いくつかの誤解しやすい点について解説します。

  • 「黙認したら権利を失う?」: 長期間にわたって無断設置を黙認した場合でも、直ちに土地の所有権を失うわけではありません。
    しかし、時効取得(民法162条)の可能性はゼロではありません。
    長期間放置すると、相手がその土地を自分のものだと主張し、認められる可能性が出てきます。
    定期的に状況を確認し、必要であれば対応することが重要です。
  • 「誰が設置者か分からない?」: 看板に連絡先が記載されていない場合でも、設置者を特定できる場合があります。
    看板のデザインや広告内容から、設置者や広告主を特定できる可能性があります。
    また、近隣住民への聞き込みや、警察への相談も有効な手段です。

実務的なアドバイスや具体例の紹介:具体的な進め方

実際に問題解決を進めるための具体的なステップを紹介します。

  • 状況の確認: まず、看板の設置場所、大きさ、内容、設置されている期間などを詳細に記録します。
    写真撮影も行いましょう。
  • 設置者への連絡: 設置者に対して、内容証明郵便で看板の撤去と損害賠償を求める通知を送ります。
    この際、弁護士に依頼することも検討しましょう。
  • 交渉: 設置者との間で、撤去方法や損害賠償額について交渉を行います。
  • 法的措置: 交渉がまとまらない場合は、裁判や調停などの法的手段を検討します。

具体例として、内容証明郵便の文例を参考にしてみましょう。

例:「貴殿は、私の所有する土地に無断で看板を設置しております。
これは私の所有権を侵害する行為であり、直ちに看板を撤去し、設置期間中の土地使用料に相当する損害賠償金を支払ってください。」

専門家に相談すべき場合とその理由:弁護士の役割

以下のような場合は、専門家である弁護士に相談することをお勧めします。

  • 相手との交渉が難航している場合: 専門的な知識と交渉力を持つ弁護士が、あなたの代わりに交渉を進めます。
  • 法的措置を検討している場合: 訴訟手続きは複雑であり、弁護士のサポートが不可欠です。
  • 損害賠償請求額が高額になる場合: 適切な損害賠償額を算出し、請求するためには、専門的な知識が必要です。
  • 今後のリスクを回避したい場合: 弁護士は、将来的なトラブルを避けるためのアドバイスも行います。

弁護士に相談することで、法的なアドバイスを受け、適切な対応を取ることができます。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回の問題に対する重要なポイントをまとめます。

  • 無断で野立て看板が設置された場合、土地所有者は撤去請求と損害賠償請求ができます。
  • まずは、状況を詳細に記録し、設置者に内容証明郵便を送付します。
  • 交渉がまとまらない場合は、弁護士に相談し、法的措置を検討します。
  • 長期間の放置は、権利を失うリスクを高める可能性があります。

無断で設置された野立て看板の問題は、放置するとさらなるトラブルに発展する可能性があります。
早期の対応と、必要に応じて専門家への相談を検討しましょう。

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