
- Q&A
父の遺産分割で揉める弁護士を解任し交渉する方法:相続トラブルからの脱出戦略
共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック【悩み】
弁護士の対応に不満があり、この弁護士を解任して、遺産分割協議を進める方法が知りたいです。また、弁護士の対応が不適切だったのかどうか、判断に迷っています。
弁護士は、依頼者との間で「委任契約」(弁護士に法律事務を委託する契約)を結びます。この契約は、依頼者と弁護士の合意に基づいていつでも解除できます。つまり、依頼者都合で弁護士を解任することは可能です。ただし、弁護士に支払うべき報酬(弁護士費用)については、契約内容に従って支払う必要があります。 解任する場合、弁護士に解任の意思を伝える必要があります。書面で通知するのが一般的で、その際に、今後の対応について相談するのも良いでしょう。
質問者様は、弁護士の対応に不満を抱いており、解任を希望されています。これは、委任契約に基づく権利ですので、可能です。まずは、弁護士に解任の意思を伝える書面を送付しましょう。その際、解任理由を具体的に記載することで、今後の交渉に役立つ可能性があります。
解任後は、新たな弁護士に依頼するか、ご自身で遺産分割協議を進めるかを選択することになります。相続案件は複雑なため、専門家の助けを得ることを強くおすすめします。
このケースでは、民法(特に相続に関する規定)と弁護士法が関係します。民法は相続のルール、遺産分割の方法などを定めています。弁護士法は、弁護士の職務や倫理などを規定しています。弁護士の対応に問題があった場合、弁護士会に相談することも可能です。
弁護士は、依頼者の利益のために最善を尽くす義務がありますが、必ずしも成功を保証するものではありません。依頼者自身も、必要な情報を弁護士に提供するなど、積極的に協力する必要があります。今回のケースでは、弁護士の対応に問題があった可能性もありますが、依頼者側にも情報提供の遅れなど、問題があった可能性も否定できません。
弁護士を解任する際は、書面で解任の意思を伝え、今後の対応について協議しましょう。新たな弁護士への依頼を検討する場合は、複数の弁護士に相談し、依頼する弁護士を選ぶことが重要です。弁護士費用についても、事前に確認しておきましょう。
もし、ご自身で交渉を進める場合は、遺産分割協議書を作成するなど、専門的な知識が必要になります。専門書を読んだり、法テラスなどの相談機関を利用するのも良いでしょう。
相続問題は、法律や税金に関する知識が必要な複雑な問題です。特に、遺産に高額な不動産が含まれている場合や、相続人が多数いる場合は、専門家(弁護士、司法書士など)に相談することを強くお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、トラブルを回避し、円滑な遺産分割を進めることができます。
弁護士の解任は依頼者都合で可能です。しかし、解任後も遺産分割問題は残ります。新たな弁護士への依頼、もしくは自力交渉を検討し、専門家の助力を得ながら、円満な解決を目指しましょう。相続問題は複雑なため、専門家への相談は非常に重要です。早めの相談が、トラブル回避につながります。
共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック