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父親の4000万円の借金返済、年金暮らしで連帯保証人、どうなる?

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【悩み】
父親が借金を返済できなくなった場合、どのような事態になるのか、具体的にどうすれば良いのか知りたい。
連帯保証人は返済義務を負い、債権者(銀行)から請求されます。早急に専門家へ相談し、対応策を検討しましょう。
借金の問題に直面したとき、まず理解しておくべきは、連帯保証人の役割です。連帯保証人とは、借金をした人が返済できなくなった場合に、代わりにその借金を返済する義務を負う人のことです。今回のケースでは、ご自身の父親がこの連帯保証人になっているということですね。
連帯保証人の責任は非常に重く、借金をした本人(主債務者と言います)と同じように、全額を返済する義務があります。これは、もし主債務者が返済できない場合、債権者(この場合は銀行)は連帯保証人に対して直接返済を請求できるからです。
保証には、連帯保証の他に「保証」というものもあります。保証の場合、債権者はまず主債務者に請求し、それでも返済が滞った場合に保証人に請求します。しかし、連帯保証の場合は、債権者は主債務者と連帯保証人のどちらに先に請求しても構いません。さらに、連帯保証人は、主債務者に返済能力があるかどうかを債権者に確認する権利(催告の抗弁権と言います)もありません。
今回のケースでは、父親が連帯保証人であるため、もし借金をした人が返済できなくなると、銀行は父親に対して直接、4000万円の返済を求めることができます。
年金生活を送っている父親が連帯保証人である場合、借金の返済が滞ると、いくつかの深刻な影響が考えられます。
まず、銀行から返済を求められることになります。もし父親が返済できない場合、銀行は父親の財産(預貯金、不動産など)を差し押さえる可能性があります。年金も、原則として差し押さえの対象にはなりませんが、年金から生活費を捻出している場合は、非常に厳しい状況に陥るでしょう。
保証協会が付いている場合、銀行は保証協会に対して保証を求めます。保証協会は、銀行に対して借金の肩代わり(代位弁済(だいいべんさい)といいます)を行い、その後、連帯保証人に対して返済を求めることになります。この場合も、最終的には父親が返済義務を負うことに変わりはありません。
さらに、信用情報にも影響が出ます。借金を返済できないと、信用情報機関にその情報が登録され、新たな借入やクレジットカードの利用などが難しくなる可能性があります。
借金問題においては、いくつかの法律や制度が関係してきます。特に重要なのは、債務整理と自己破産です。
債務整理とは、借金を抱えた人が、法律に基づいて借金の減額や免除、返済方法の見直しなどを行う手続きの総称です。債務整理には、いくつかの種類があります。
自己破産は、借金が返済不能な場合に、裁判所に申し立てることで、借金の返済義務を免除してもらう手続きです。自己破産をすると、一定の財産(現金や一部の財産)は処分されることになりますが、生活に必要なものは残せる場合があります。また、自己破産をしても、戸籍や住民票に記録されることはありません。
今回のケースでは、父親の収入や財産の状況、借金の総額などを考慮して、どの手続きが最適かを検討する必要があります。専門家である弁護士や司法書士に相談し、適切なアドバイスを受けることが重要です。
連帯保証人の責任範囲について、誤解されやすいポイントを整理しておきましょう。
まず、連帯保証人は、借金の全額を返済する義務があります。これは、借金をした人が一部しか返済できない場合でも同様です。連帯保証人は、借金の残りの全額を返済しなければなりません。
次に、連帯保証人の責任は、借金をした人(主債務者)が返済できなくなったときに発生します。主債務者がきちんと返済している間は、連帯保証人が返済を求められることはありません。
また、連帯保証人は、借金の理由や使途に関わらず、返済義務を負います。例えば、借金がギャンブルや浪費に使われた場合でも、連帯保証人は返済を拒否することはできません。
さらに、連帯保証人が複数いる場合、債権者は、誰にでも全額を請求できます。これは、連帯保証人がそれぞれ責任を分担するわけではないからです。もし、一人の連帯保証人が全額を返済した場合、他の連帯保証人に対して、自分の負担分を請求することができます(求償権(きゅうしょうけん)といいます)。
今回のケースで、実務的に重要なアドバイスをいくつかご紹介します。
まず、早期の対応が非常に重要です。借金の返済が滞る前に、専門家(弁護士や司法書士)に相談し、今後の対応についてアドバイスを受けることをお勧めします。専門家は、個別の状況に合わせて、最適な解決策を提案してくれます。
次に、債権者との交渉も検討しましょう。もし、返済が困難な状況になった場合、まずは債権者(銀行や保証協会)に連絡し、事情を説明しましょう。返済計画の見直しや、分割払いの相談ができる場合があります。
また、家計の見直しも重要です。収入と支出を把握し、無駄な出費を削減することで、返済に充てるお金を捻出できる可能性があります。家計簿をつけたり、専門家(ファイナンシャルプランナーなど)に相談したりするのも良いでしょう。
具体例として、もし父親が年金収入しかない場合、生活費を抑えつつ、債務整理や自己破産を検討することになるでしょう。弁護士に依頼し、債権者との交渉や、裁判所への手続きを進めていくことになります。
借金問題は複雑で、専門的な知識が必要となる場合があります。そのため、専門家への相談は非常に重要です。特に、以下の場合は、早急に弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。
弁護士や司法書士は、法律の専門家として、あなたの状況を詳しく聞き取り、最適な解決策を提案してくれます。また、債権者との交渉や、裁判所への手続きを代行してくれます。これにより、あなたは精神的な負担を軽減し、適切な対応をとることができます。
弁護士と司法書士の違いですが、取り扱える業務範囲に違いがあります。弁護士は、法律に関するすべての業務を取り扱うことができます。一方、司法書士は、書類作成や登記手続きなどを中心に行いますが、借金問題に関しては、債務整理や自己破産の手続きを代理で行うことができます。ただし、司法書士は、140万円を超える借金に関する訴訟代理はできません。
専門家を選ぶ際には、借金問題に関する経験が豊富で、親身になって相談に乗ってくれる人を選ぶことが大切です。相談料や着手金などの費用についても、事前に確認しておきましょう。
今回のケースの重要ポイントをまとめます。
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