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田舎の土地の相続:不動産価格を自分で調べる方法と相続手続きのポイント
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不動産の価格を自分でどのように調べれば良いのか分かりません。固定資産税評価額だけで良いのか、他に方法はあるのか知りたいです。また、祖父の兄からの相続金についても、相続の話合いに含めるべきか迷っています。
相続とは、被相続人(亡くなった人)の財産が相続人(法律で定められた相続権を持つ人)に引き継がれることです。相続財産には、不動産(土地、建物など)、預貯金、株式など様々なものが含まれます。 相続の際に最も問題になるのが、相続財産の評価です。特に不動産は、価格の変動が大きく、評価が難しい点が特徴です。
質問者様は、義理の祖母側の提示した400万円という不動産売却額の信憑性を確かめたいと考えています。 この価格の妥当性を確認するには、いくつかの方法があります。
まず、最も手軽な方法は、固定資産税評価証明書(市町村役場で取得できる公的な書類で、課税のための評価額が記載されています。)を取得することです。これは、不動産の価格を直接示すものではありませんが、ある程度の目安となります。しかし、固定資産税評価額は、時価(市場で実際に取引される価格)よりも低いことが多いことを理解しておく必要があります。
より正確な価格を知るためには、不動産鑑定士(不動産の価格を専門的に鑑定する国家資格者です。)に依頼して鑑定してもらうのが良いでしょう。鑑定費用はかかりますが、客観的な価格を知ることができ、相続手続きにおける紛争を回避する上で非常に有効です。
相続に関する法律は、主に民法(私人間の権利義務を定めた法律です。)に規定されています。相続財産の分け方は、法定相続分(法律で定められた相続人の相続割合です。)に従って行われます。今回のケースでは、義理の祖母と母、母の妹の3人で相続財産を分割することになります。
また、相続財産の価額が一定額を超える場合は、相続税(相続によって財産を取得した際に課税される税金です。)の申告が必要になります。相続税の申告には、正確な相続財産の評価が不可欠です。
固定資産税評価額は、税金を算出するための評価額であり、必ずしも市場価格(時価)と一致するとは限りません。固定資産税評価額は、時価よりも低く評価されていることが一般的です。そのため、固定資産税評価額だけで不動産の価格を判断するのは危険です。
不動産価格の調査は、複数の方法を組み合わせることで精度を高めることができます。例えば、固定資産税評価額に加え、近隣で売買された不動産の価格を参考にしたり、不動産会社に査定を依頼するのも有効です。
相続協議は、相続人全員で話し合って行う必要があります。弁護士を立てて協議を進めることも可能です。協議がまとまらない場合は、家庭裁判所に相続財産の分割を請求することもできます。
相続手続きは、法律や税金に関する知識が必要な複雑な手続きです。特に、相続人同士で意見が対立したり、高額な財産を相続する場合には、弁護士や税理士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、トラブルを回避し、円滑な相続手続きを進めることができます。
相続手続きにおいて、不動産の正確な評価は非常に重要です。固定資産税評価額はあくまでも目安であり、より正確な価格を知るためには、不動産鑑定士に依頼するなど、適切な方法で調査を行う必要があります。また、相続手続き全般について、専門家のアドバイスを受けることも有効です。 祖父の兄からの相続金についても、相続財産に含まれるため、相続協議の際に必ず考慮する必要があります。 早急に専門家にご相談し、円満な相続手続きを進めることをお勧めします。
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