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田舎の土地売買で越境発覚!売買契約後のトラブル回避と覚書作成ガイド

【背景】
* 公簿売買で土地建物を購入契約しました。
* 境界票が不明瞭だったため、家屋調査士に測量を依頼しました。
* 測量の結果、ブロック塀、デッキ、屋根の一部が境界線から約2m越境していることが判明しました。
* 法務局登録の地積測量図と実測面積は一致しています。
* 越境箇所は、車の通行が少ない島の外れで、市道との境界も不明瞭な場所です。

【悩み】
買主、売主双方に事実を説明し、トラブルを防ぐために、覚書と敷地説明図を作成し、署名押印してもらいたいと思っています。売主は、ブロック撤去等の費用を負担することに承諾してくれていますが、覚書の内容で十分なのか、他に良い方法があれば知りたいです。

越境部分の現状維持と費用負担を明記した覚書で対応可能

テーマの基礎知識:土地の境界と売買契約

土地の売買契約では、対象となる土地の範囲(境界)が非常に重要です。契約書には、通常、法務局に登録されている地積測量図に基づいた面積が記載されます(公簿面積)。しかし、実際の境界と地積測量図上の境界が一致しないケース(境界不明確)は珍しくありません。今回のケースのように、売買契約後に境界のずれが発覚する可能性も考慮する必要があります。

今回のケースへの直接的な回答:覚書の作成と内容

今回のケースでは、既に売買契約が成立しており、法務局登録の地積測量図と実測面積は一致しているため、土地の面積自体に問題は無いと推測されます。問題は、建物の越境です。そのため、買主と売主間で、越境部分の現状維持と、将来発生しうる問題(例えば、隣地所有者からの是正要求)への対応について合意する覚書を作成することが有効です。

関係する法律や制度:民法と境界確定

このケースに直接的に関係する法律は民法です。民法では、隣接地所有者間の境界に関する紛争解決について規定されています。境界確定には、当事者間の合意、もしくは裁判所の判断が必要になります。今回のケースでは、売主と買主が合意の上で覚書を作成することで、将来的な紛争を未然に防ぐことができます。

誤解されがちなポイントの整理:公簿面積と実測面積

公簿面積と実測面積が一致していても、境界のずれは存在します。公簿面積は、登記簿に記載されている面積であり、必ずしも実際の面積と一致するとは限りません。今回のケースでは、公簿面積と実測面積が一致していたとしても、建物の越境という問題が存在していることを理解しておく必要があります。

実務的なアドバイスや具体例の紹介:覚書作成のポイント

覚書には、以下の点を明確に記載しましょう。

  • 越境部分の明確な特定: 敷地説明図を用いて、越境している部分(ブロック塀、デッキ、屋根の軒先)を具体的に示します。
  • 現状維持の合意: 越境部分の現状を維持することに、売主と買主が合意したことを明記します。
  • 費用負担: 将来、越境部分の撤去や是正が必要になった場合の費用負担を明確に記載します。今回のケースでは、売主が負担することに合意済みとのことなので、それを明記します。
  • 合意の有効期間: 覚書の有効期間を定めることも検討しましょう。例えば、「本覚書は、土地所有権の移転登記完了日から○年間有効とする」といった記述を加えます。
  • 紛争解決方法: 紛争が発生した場合の解決方法(話し合い、調停、裁判など)についても、あらかじめ合意しておくと安心です。

専門家に相談すべき場合とその理由:弁護士または不動産鑑定士

覚書の作成に不安がある場合、または、より複雑な問題(隣地所有者との交渉が必要な場合など)が発生する可能性がある場合は、弁護士または不動産鑑定士に相談することをお勧めします。専門家の助言を得ることで、法的リスクを最小限に抑え、トラブルを回避することができます。特に、隣地所有者との関係が複雑な場合や、高額な費用が発生する可能性がある場合は、専門家の意見を聞くことが重要です。

まとめ:覚書でトラブルを予防

土地の売買契約後、境界のずれが発覚した際の対応として、売主と買主間で越境部分の現状維持と費用負担について合意した覚書を作成することは有効な手段です。覚書には、越境部分の明確な特定、現状維持の合意、費用負担、合意の有効期間、紛争解決方法などを明確に記載することが重要です。必要に応じて、弁護士や不動産鑑定士に相談し、法的リスクを最小限に抑えましょう。

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