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田舎の実家、勝手に売却?!兄嫁と不動産屋の悪巧み?母を守る方法を徹底解説!

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兄嫁が勝手に家を売却しようとしているのではないか?と不安です。住んでいる人がいるのに、勝手に売却できるものなのでしょうか?母が安心して住めるようにするにはどうすれば良いのでしょうか?また、兄嫁と不動産屋は繋がっているのでしょうか?
まず、相続(※相続とは、亡くなった人の財産が、法律に基づいて相続人に引き継がれること)について理解しましょう。あなたの兄が亡くなったことで、兄の所有していた土地と家は、法律に基づいて相続が行われます。この場合、相続人は兄嫁です。しかし、家は二世帯住宅で、母が権利の半分を所有しているため、兄嫁が一方的に処分することはできません。
所有権(※所有権とは、物事を自由に支配し、利用する権利)は、所有者が自由に処分できる権利ですが、共有の場合(※共有とは、複数の者が同じ物を所有すること)、他の共有者の同意なしに処分することはできません。つまり、兄嫁は母の同意なしに家を売却することは法律違反です。
兄嫁は、母の同意なく家を売却することはできません。不動産業者も、母の同意なく売買契約を進めることは違法行為です。もし、売買契約が成立した場合でも、無効と主張できます。
このケースには、民法(※民法とは、私人間の権利義務を定めた法律)の共有に関する規定が関係します。共有物件の処分には、全共有者の同意が必要です。また、不正な行為によって所有権を取得しようとする行為は、民法上の不法行為(※不法行為とは、他人に損害を与えた場合に、損害賠償を負う行為)に該当する可能性があります。
「土地も家もあげる」という兄嫁の言葉は、あくまで口約束です。法的効力はありません。書面による贈与契約(※贈与契約とは、財産を無償で譲渡する契約)がなければ、所有権は移転しません。
1. **証拠集め:** 兄嫁による持ち去り行為や、不動産業者とのやり取りの証拠を全て集めましょう。写真、動画、証言などが有効です。
2. **弁護士への相談:** すぐに弁護士に相談し、法的措置を検討しましょう。弁護士は、兄嫁や不動産業者に対して、法的措置(※法的措置とは、法律に基づいて行われる措置)をとるためのサポートをしてくれます。
3. **警察への相談:** 兄嫁や不動産業者の行為に脅迫を感じた場合は、警察に相談しましょう。
4. **仮処分申請:** 裁判所に仮処分(※仮処分とは、裁判の判決が出る前に、争いの対象となる財産を現状のまま保全するための裁判所の命令)を申請し、家の売却を一時的に止めることができます。
このケースは、法律的な知識と専門的な対応が必要な複雑な問題です。弁護士や司法書士(※司法書士とは、不動産登記などに関する手続きを代行する国家資格者)に相談することで、適切な解決策を見つけることができます。
兄嫁は、母の同意なしに家を売却することはできません。すぐに弁護士に相談し、証拠を集め、適切な法的措置を講じることが重要です。警察への相談も検討しましょう。一人で抱え込まず、専門家の力を借りることが、母を守る最善の方法です。 放置すると、取り返しのつかない事態になる可能性がありますので、迅速な行動が求められます。
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