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登記簿の地積表記:10㎡超の雑種地で小数点以下が記載されるのはなぜ?
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10㎡を超える土地なのに、小数点以下まで記載されているのはおかしいのではないかと思っています。登記簿の地積表記について、どのようなルールがあるのか知りたいです。正確な面積を知りたいので、小数点以下の表記について教えてください。
土地の面積は、登記簿に「地積」として記載されています。この地積は、正確な測量に基づいて決定されます。しかし、測量には誤差がつきものです。特に、昔に測量された土地は、現在の高精度な測量機器(GPS測量など)とは精度が異なります。そのため、わずかな誤差を含んだ数値が登記簿に記録されている場合があります。
10㎡を超える雑種地であっても、小数点以下が記載されていることはありえます。これは、過去の測量精度や、登記制度上の理由によるものです。登記簿の地積は、必ずしも完全に正確な面積を表しているとは限りません。
地積の測量や登記に関する法律は、主に「土地測量法」と「不動産登記法」です。土地測量法は、土地の測量方法や精度について規定しており、不動産登記法は、土地の登記に関する手続きや内容について規定しています。これらの法律に基づき、地積は登記されますが、過去の測量精度や手続き上の都合から、小数点以下の表記が残っているケースがあります。
多くの人は、10㎡を超える土地の地積は整数で表記されるべきだと誤解しがちです。しかし、登記簿の地積は、測量結果に基づいて記録されるものであり、小数点以下の数値が記載されることは、必ずしも誤りではありません。正確な面積を知るためには、改めて測量を行う必要があります。
もし、正確な面積を知りたい場合は、改めて測量士(測量に関する専門家)に依頼して測量を行うことをお勧めします。測量士は、最新の機器を用いて正確な面積を測定し、測量図を作成します。この測量図に基づいて、登記簿の地積を更正することも可能です。ただし、更正には費用と手続きが必要になります。
土地の面積に関するトラブルや、登記簿の地積の更正を検討する場合は、土地家屋調査士(不動産登記に関する専門家)や弁護士に相談することをお勧めします。専門家は、法律や制度に精通しており、適切なアドバイスや手続きのサポートをしてくれます。特に、境界確定や隣地とのトラブルが発生している場合は、早急に専門家に相談することが重要です。
10㎡を超える土地であっても、登記簿の地積に小数点以下が記載されることは、過去の測量精度や登記制度上の理由からあり得ます。正確な面積を知りたい、または面積に関するトラブルが発生した場合は、測量士や土地家屋調査士、弁護士などの専門家に相談しましょう。登記簿の地積はあくまで過去の記録であり、必ずしも現在の正確な面積を表しているとは限らないことを理解しておきましょう。
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