• Q&A
  • 登記簿謄本完全解説!地番と持分の謎を解き明かす!父親の所有権と残りの持分はどこへ?

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

登記簿謄本完全解説!地番と持分の謎を解き明かす!父親の所有権と残りの持分はどこへ?

【背景】
父と母が所有していた土地の登記簿謄本を見ました。地番11、15、16について、権利部甲区に記載されている内容が理解できません。特に、父親の持分と、残りの持分の行方がわかりません。

【悩み】
登記簿謄本の見方が分からず、父親がどのくらいの持分を所有しているのか、残りの持分はどこへ行ったのかが知りたいです。地番11の順位番号1から2への移転、そして地番15と16の記載内容の意味も理解できません。

父親は地番11の土地の662分の331を所有。残りの持分は不明瞭。

回答と解説

登記簿謄本とは?

登記簿謄本(とうきぼとじょうほん)とは、不動産の所有者や権利関係を記録した公的な書類です(登記簿に記載されている内容の写し)。不動産の売買や相続など、権利の移転があった際に登記所に記録され、誰でも閲覧・取得できます。 この謄本を見ることで、その不動産の所有状況や過去の取引履歴などを知ることができます。

今回のケースへの直接的な回答

質問者様の父親は、地番11の土地について、662分の331の持分を所有しています。 地番15と16の記載は、地番11とは別の土地に関する情報です。 残りの662分の331の持分については、登記簿謄本だけでは特定できません。追加の情報が必要になります。

地番11の登記内容の解説

地番11の登記簿には、以下の2つの登記が記録されています。

* **順位番号1:** 株式会社○○が土地の全部持分を所有していましたが、昭和50年1月1日に売買により、父親と母親に所有権が移転しました。父親の持分は662分の65、母親の持分は662分の266でした。
* **順位番号2:** その後、昭和60年5月1日に、再び売買が行われ、株式会社○○が土地の全部持分を取得しました。その後、父親に662分の331の持分が移転しています。

つまり、当初父親と母親が所有していた土地の持分は、一度株式会社○○に戻り、その後父親に一部が戻ってきたという経緯になります。

地番15と16の登記内容の解説

地番15と16の登記は、地番11とは別の土地に関するものです。 昭和50年1月1日の売買によって、父親と母親がそれぞれ持分を取得しています。父親の持分は331分の65、母親の持分は331分の266です。地番11とは異なる土地に関する情報であるため、地番11の持分とは関係ありません。

誤解されがちなポイントの整理

登記簿謄本は、過去に発生した権利変動を時系列で記録したものです。 そのため、現在の状況を把握するには、すべての登記内容を総合的に判断する必要があります。 一つの登記だけを見て判断すると、誤解を招く可能性があります。

実務的なアドバイスや具体例の紹介

残りの持分がどこにあるのかを知るためには、以下の方法が考えられます。

* **登記簿謄本の確認を徹底する:** もしかしたら、他の登記簿(例えば、抵当権設定に関する登記など)に情報が含まれているかもしれません。
* **関係者への確認:** 土地の売買に関わった方(例えば、株式会社○○)に問い合わせてみるのも有効です。
* **不動産専門家への相談:** 不動産登記に詳しい司法書士や弁護士に相談することで、より正確な情報を得ることができます。

関係する法律や制度

このケースでは、民法(所有権、共有)や不動産登記法(不動産登記)が関係します。 特に、共有不動産の場合、各共有者の持分は明確に定められており、その持分の処分には、他の共有者の同意が必要となる場合があります。

専門家に相談すべき場合とその理由

登記簿謄本の解釈が難しい場合、または残りの持分の所在がどうしても分からない場合は、不動産登記に詳しい専門家(司法書士、弁護士)に相談することをお勧めします。 専門家は、登記簿謄本を正確に解釈し、適切なアドバイスをしてくれます。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

* 登記簿謄本は、不動産の権利関係を記録した重要な書類です。
* 複数の地番に関する情報が記載されている場合、それぞれ別の土地に関する情報である可能性があります。
* 登記簿謄本だけでは、すべての情報が明らかにならない場合があります。
* 専門家の力を借りることで、より正確な情報を得ることができます。

今回のケースでは、父親の持分は地番11について662分の331であることが判明しましたが、残りの持分の所在は、追加調査が必要となります。 専門家への相談を検討することをお勧めします。

Editor's Picks

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

pagetop