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相続した土地と古家の売却:兄弟の持分放棄拒否と解体・売却の可能性

【背景】
* 築50年以上の古家がある土地を相続しました。
* 土地は私と兄弟の共有で、私の持分は土地の全てと古家の4/3、兄弟の持分は古家の1/4です。
* 兄弟は古家の持分の放棄を拒否しています。
* 私一人で古家に居住しています。

【悩み】
兄弟の同意を得られないまま、古家を解体して土地を売却することは可能でしょうか? 勝手に解体して滅失登記を行い、土地を売却することは法律的に問題ないのでしょうか?

できません。兄弟の同意が必要です。

回答と解説

テーマの基礎知識(共有物と共有持分)

まず、土地と古家は「共有物」(きょうゆうぶつ)です。複数の所有者が共同で所有するものを指します。質問者様は土地の全持分と古家の4/3、兄弟は古家の1/4を所有しています。 それぞれの持分は「共有持分」(きょうゆうじぶん)と呼ばれ、所有権の一部を表します。共有物の管理や処分には、原則として全共有者の同意が必要です。

今回のケースへの直接的な回答

残念ながら、兄弟の同意を得ずに、質問者様だけで古家を解体し、土地を売却することはできません。 これは、民法(みんぽう)の共有に関する規定に反します。勝手に解体すれば、兄弟から損害賠償請求される可能性があります。滅失登記(めっしつとうき)も、兄弟の同意なく行うことはできません。滅失登記とは、建物などが存在しなくなったことを登記簿に記録することです。

関係する法律や制度

関係する法律は、主に民法です。民法第247条は、共有物の管理について規定しており、重要な事項については、全共有者の同意が必要と定めています。古家の解体や土地の売却は、共有物に関する重要な事項に該当します。

誤解されがちなポイントの整理

「自分が居住しているから」という理由で、勝手に処分できるわけではありません。共有物である以上、他の共有者の権利を尊重しなければなりません。また、古家が老朽化しているからといって、勝手に解体できるわけでもありません。

実務的なアドバイスや具体例の紹介

兄弟との話し合いが不可欠です。まずは、兄弟に売却の意向を伝え、話し合いの場を設けることが重要です。話し合いがまとまらない場合は、弁護士などの専門家に相談し、調停(ちょうてい)や裁判(さいばん)といった法的解決手段を検討する必要があります。 例えば、兄弟に売却益の一部を支払うことで合意を得る、など様々な解決策が考えられます。

専門家に相談すべき場合とその理由

話し合いがうまくいかない場合、または法律的な知識が不足していると感じた場合は、弁護士や司法書士(しほうしょし)に相談することを強くお勧めします。専門家は、法律に基づいた適切なアドバイスを与え、合意形成を支援したり、法的措置をサポートしてくれます。 特に、裁判になった場合、専門家の支援は不可欠です。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

共有物の処分には、全共有者の同意が必要です。兄弟の同意なしに古家を解体し、土地を売却することはできません。話し合いが難航する場合は、弁護士や司法書士に相談し、適切な解決策を見つけることが重要です。 早めの専門家への相談が、トラブルを回避し、円滑な解決に繋がるでしょう。 自分の権利を守るためにも、専門家の力を借りることを検討してください。

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