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相続した土地の旧登記簿、保管すべき?破棄しても大丈夫?徹底解説!
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相続手続きで出てきた旧登記簿謄本をどうすればいいのか悩んでいます。今後、必要になる可能性はあるのでしょうか?それとも、処分しても問題ないのでしょうか?
土地の登記簿とは、その土地の所有者や権利関係などを記録した公的な書類です。 登記簿には、土地の所在地や面積、所有者、抵当権などの権利設定などが記載されています。 相続によって所有者が変わった場合、新しい登記簿(新登記簿)が作成されます。 旧登記簿は、相続前の所有者に関する情報が記載された登記簿です。
相続手続きが完了し、新登記簿が取得済みであれば、旧登記簿は原則として保管する必要はありません。 新登記簿には、相続後の所有者情報が正確に反映されていますので、旧登記簿の情報は、ほとんどの場合、不要となります。
不動産登記法は、不動産に関する権利関係を公的に記録し、その権利の安全を確保するための法律です。 この法律に基づき、登記簿が作成・管理されています。 相続によって所有権が移転した場合は、登記簿の変更手続き(所有権移転登記)を行い、新登記簿が作成されます。 旧登記簿は、あくまで過去の記録であり、法律上、保管義務はありません。
「将来、何かあった時に必要になるかもしれない」と考える方もいるかもしれません。しかし、相続手続きが完了し、新登記簿が取得済みであれば、過去の登記簿(旧登記簿)の情報は、ほとんどの場合、必要ありません。 もし、何らかの理由で過去の所有者に関する情報が必要になったとしても、法務局で過去の登記簿謄本を取得することができます。
旧登記簿を処分する際は、個人情報が含まれている可能性があるため、シュレッダーなどで完全に破棄する必要があります。 単にゴミ箱に捨てるのは、個人情報漏洩のリスクがあるため、避けましょう。 また、重要な書類を保管する際に使用する、耐火性の高い金庫やファイリングキャビネットに保管する必要もありません。
特別な事情がない限り、専門家に相談する必要はありません。しかし、以下のような場合は、弁護士や司法書士などの専門家に相談することをお勧めします。
相続手続きが完了し、新登記簿を取得済みであれば、旧登記簿は原則として破棄しても問題ありません。 ただし、個人情報保護に配慮し、適切な方法で処分しましょう。 複雑な権利関係や不明な点がある場合は、専門家に相談することをお勧めします。 新登記簿を大切に保管し、土地に関する権利をしっかりと守ることが重要です。
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