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相続した土地売却の手続きと費用、税金|2,500~3,000万円の土地売却で必要なこと全て解説

質問の概要

昨年、父が20年以上前に購入していた土地(家屋なし)を相続しました。姉と共同名義で相続手続きは完了しています。土地は雑草や木が生えている状態です。売却額は2,500~3,000万円と予想していますが、売却に必要な手続き、費用、税金について知りたいです。具体的にいくらくらいかかるのかが全く分かりません。

土地売却には、不動産売買契約、名義変更、税金納付など多くの手続きと費用が必要です。税金は譲渡所得税が中心で、売却益の約20%程度が目安です。

相続した土地売却の手続きと費用、税金のすべて

土地売却の基本知識:相続と売却の流れ

土地の売却は、まず不動産会社に売却を依頼することから始まります。不動産会社は、土地の査定を行い、売却価格を決定します。その後、買い手が見つかり、売買契約を締結します。契約が成立したら、所有権の移転登記(名義変更)を行い、代金を受け取ります。この一連の流れの中で、様々な手続きや費用、税金が発生します。

土地売却に必要な手続きと費用

  • 不動産会社への仲介手数料:売買価格の3%+6万円(消費税込み)が一般的です。2,500万円~3,000万円の土地の場合、75万円~96万円程度になります。
  • 測量費用:土地の境界が不明確な場合、測量が必要になります。費用は土地の広さや状況によって異なりますが、数万円~数十万円かかる場合があります。
  • 登記費用:所有権移転登記(名義変更)に必要な費用です。司法書士に依頼する場合、数万円程度かかります。
  • 固定資産税・都市計画税:売却日までの分を納付する必要があります。金額は土地の評価額によって異なります。
  • その他費用:広告費用、写真撮影費用など、状況に応じて発生する可能性があります。

譲渡所得税の計算方法

土地売却によって得た利益(譲渡益)に対して課税されるのが譲渡所得税です。譲渡益は、売却価格から取得費と譲渡費用を差し引いた金額です。

  • 取得費:土地の購入価格、仲介手数料、登記費用など、土地を取得するためにかかった費用です。相続の場合は、相続時の時価(相続税評価額)が取得費になります。
  • 譲渡費用:売却に際してかかった費用です。仲介手数料、測量費用、登記費用などが含まれます。

譲渡益に税率(所得税率)を乗じて譲渡所得税額を計算します。税率は所得によって異なりますが、一般的には20%前後になります。

誤解されがちなポイント:相続時精算課税

相続税の申告時に、相続財産として土地を評価し、相続税を納付している場合、譲渡所得税の計算において相続時の評価額を取得費として計上できます。これを「相続時精算課税」と呼びます。

実務的なアドバイス:売却価格の決定

売却価格は、不動産会社による査定を参考に決定します。近隣の土地価格、土地の広さ、地目(土地の用途)、道路への接道状況などを考慮して査定が行われます。

専門家に相談すべき場合

相続税の申告、譲渡所得税の計算、不動産売買契約など、専門的な知識が必要な場面は多くあります。税理士や司法書士、不動産会社などに相談することをお勧めします。特に、高額な土地の売却では、専門家のアドバイスを受けることが重要です。

まとめ:土地売却は専門家に相談してスムーズに進めましょう

相続した土地の売却は、手続きや費用、税金など複雑な要素が絡み合います。2,500万円~3,000万円という高額な取引となるため、税理士や司法書士、不動産会社などの専門家に相談し、スムーズに売却を進めることが大切です。 事前に費用や税金の概算を把握し、計画的に売却を進めましょう。 不明な点があれば、専門家に相談することを強くお勧めします。

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