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相続した土地建物の売却と譲渡所得税:35年前の購入価格がわからない場合の対処法

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売却したお金に税金がかかると聞きましたが、両親が家を建てた時の購入価格が分からず、税金の計算に困っています。35年も前のことなので、当時の会社に問い合わせても購入価格が分かるのか不安です。また、購入価格が分からなかった場合、税金はどのくらい変わるのでしょうか?
相続によって受け継いだ不動産を売却した場合、その売却益(売却価格から取得費などを差し引いた金額)に対して、譲渡所得税(売却益に課税される税金)がかかります。譲渡所得税の計算には、不動産の取得費が非常に重要です。取得費とは、簡単に言うと、不動産を購入した時の価格のことです。
質問者様の場合、35年前の購入価格が不明なことが大きな問題です。しかし、諦める必要はありません。まず、以下の手順を試みましょう。
1. **当時の売買契約書を探してみる:** まずは、ご両親の遺品の中から、当時の売買契約書を探してみましょう。契約書には、購入価格や売買相手方の情報が記載されているはずです。
2. **建設会社への問い合わせ:** ご両親が家を建てた建設会社の名前がなんとなくでも分かれば、問い合わせてみましょう。会社によっては、古い記録が残っている可能性があります。記録が残っていなくても、当時の担当者や関係者からの情報提供が期待できるかもしれません。
3. **税務署への相談:** 上記の方法で取得価格が分からなかった場合は、税務署に相談しましょう。税務署では、様々な資料を基に取得費を推定する(推定価格で計算する)ことができます。例えば、近隣の土地の価格や建物の築年数などを考慮して、妥当な取得費を算出するのです。
譲渡所得税の計算式は、以下の通りです。
譲渡所得 = 売却価格 – 取得費 – 必要経費
譲渡所得税 = 譲渡所得 × 税率
取得費が低いほど譲渡所得は高くなり、結果として税金が高くなります。逆に、取得費が高いほど譲渡所得は低くなり、税金も低くなります。35年前の購入価格が分からず、税務署で推定価格を用いる場合、推定価格が低く算出された場合は、税金が高くなる可能性があります。逆に、高く算出された場合は、税金が低くなる可能性があります。
取得費と時価(現在の市場価格)を混同しないように注意が必要です。取得費は過去の購入価格であり、時価は現在の市場価格です。譲渡所得税の計算には取得費を使用します。
税務署への申告時には、売買契約書などの証拠となる資料を提出することが重要です。資料がない場合は、推定価格での計算となるため、税務署との交渉が必要になる可能性があります。可能な限り、当時の資料を探し、保管しておきましょう。
取得価格がどうしても分からず、税務署との交渉が難しくなった場合、税理士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、税法に精通しており、適切なアドバイスやサポートをしてくれます。特に、高額な不動産の売却の場合は、専門家の力を借りることで、税金対策をより効果的に行うことができます。
相続した不動産の売却は、税金に関する手続きが複雑です。35年前の購入価格が分からなくても、諦めずに、建設会社への問い合わせや税務署への相談を行いましょう。専門家の力を借りることも検討し、早期に対応することで、税金対策を適切に行うことができます。 譲渡所得税の申告期限を守り、スムーズな手続きを進めましょう。
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