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相続した家の名義変更とローンの相談:弁護士?司法書士?費用は?

【背景】
* 親から家を相続しました。
* 名義変更の手続きをしたいです。
* 将来的に家を担保にローンを組む予定です。

【悩み】
* 名義変更は弁護士と司法書士のどちらに頼むべきか分かりません。
* 弁護士や司法書士はローンの手続きまで手伝ってくれるのでしょうか?
* 弁護士費用や司法書士費用、特に着手金なしの成功報酬制の相談窓口はありますか?

名義変更は司法書士、ローンは銀行。着手金不要なケースも。

相続した不動産の名義変更手続きについて

相続によって不動産の名義変更をするには、相続登記(登記簿に所有者変更を記録すること)が必要です。この手続きは、司法書士が専門的に行います。弁護士は法律全般を扱う専門家ですが、登記手続きは司法書士の業務範囲です。 司法書士は、相続関係を証明する書類(相続証明書など)の作成や、法務局への申請手続きを代行してくれます。

ローンの手続きについて

家を担保にローンを組む手続きは、銀行などの金融機関と直接行います。弁護士や司法書士は、ローンの手続きそのものを代行することは通常ありません。ただし、担保となる不動産の登記が完了していることが前提となるため、名義変更の司法書士に相談することで、ローンの手続き開始時期を明確にできるでしょう。

司法書士と弁護士の業務範囲の違い

司法書士は、不動産登記や商業登記といった登記手続きを専門とする国家資格者です。一方、弁護士は、法律全般に関する相談や訴訟代理などを担当する国家資格者です。相続に関する問題で、法律的な紛争(例えば、相続人の間での遺産分割協議がまとまらない場合など)が生じる可能性がある場合は、弁護士への相談も必要となるでしょう。

相続登記とローンの関係

相続登記が完了していないと、家を担保にローンを組むことが困難になります。銀行は、担保物件の所有権が明確にされていない状態では融資に踏み切りにくいからです。そのため、まず相続登記を済ませることが、ローンの実現に繋がる重要なステップとなります。

司法書士費用と弁護士費用について

司法書士費用は、依頼内容や地域によって異なりますが、相続登記の場合、数万円から数十万円程度が相場です。弁護士費用も同様で、相談内容や時間によって費用が変わります。着手金なしの成功報酬制は、弁護士や司法書士によっては対応している場合があります。ただし、全ての事務所が対応しているわけではありませんので、事前に確認が必要です。

着手金なしの成功報酬について

着手金なしの成功報酬制は、依頼者が費用を負担できる状況でない場合に検討できる選択肢の一つです。しかし、成功報酬制の場合、成功報酬の割合や算出方法、成功の定義などを明確にしておく必要があります。また、依頼者側には、成功報酬以外に実費(交通費など)を負担する義務がある場合もあります。

専門家に相談すべき場合

相続に関する問題が複雑な場合、例えば、相続人が多数いる場合、遺産に高額な不動産が含まれる場合、相続人間に争いがある場合などは、弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、スムーズな手続きを進め、トラブルを回避することができます。

まとめ

相続した家の名義変更は司法書士に依頼し、ローンの手続きは銀行と直接行います。費用は依頼内容によって変動しますが、着手金なしの成功報酬制も検討できます。複雑なケースやトラブル回避のためには、専門家への相談が重要です。 まずは、複数の司法書士事務所に相談し、費用や手続きの内容を比較検討することをお勧めします。

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