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相続した家の固定資産税、評価額は売却価格?25歳新婚夫婦の疑問を解説

質問の概要

【背景】

  • 25歳新婚夫婦です。
  • 夫の両親から家を2軒相続しました。
  • 今月、固定資産税の納付書が届きました。
  • 納付書には土地と家屋それぞれの面積と評価額が記載されています。

【悩み】

  • 固定資産税の納付書にある「評価額」が、家を売却した際の価格とほぼ同じものなのか知りたいです。
評価額は売却価格の目安ではありません。固定資産税計算のためのもので、売却時には別途査定が必要です。

回答と解説

テーマの基礎知識:固定資産税と評価額って何?

固定資産税は、土地や建物などの「固定資産」を持っている人が、その固定資産の価値に応じて納める税金のことです。毎年1月1日時点での所有者に課税されます。

この固定資産税を計算するために使われるのが「評価額」です。評価額は、固定資産の価値を評価するために、市町村(東京23区内は都)が定める価格のこと。簡単に言うと、その固定資産がどれくらいの価値を持っているのかを数値化したものです。

評価額は、固定資産税の計算だけでなく、不動産取得税や登録免許税といった他の税金の計算にも使われます。また、相続税を計算する際にも、この評価額が重要な役割を果たします。

固定資産税の納付書には、土地と家屋それぞれの評価額が記載されています。この評価額に基づいて、固定資産税の金額が計算されるのです。

今回のケースへの直接的な回答:評価額と売却価格の違い

今回の質問の核心である「評価額は売却価格の目安になるのか?」という点についてですが、答えは「いいえ」です。

固定資産税の評価額は、あくまでも固定資産税を計算するための基準となるものであり、実際の売却価格とは異なります。売却価格は、不動産市場の状況や物件の状態、需要と供給の関係など、さまざまな要因によって変動します。

売却価格を決定するためには、不動産鑑定士による専門的な評価(不動産鑑定)や、不動産会社の査定が必要となります。これらの評価や査定を通じて、その時点での適正な売却価格が算出されます。

関係する法律や制度:固定資産評価と不動産鑑定

固定資産税の評価額は、「固定資産評価基準」という法律に基づいて定められています。この基準は、全国一律の基準で、土地と家屋の評価方法を定めています。

一方、不動産鑑定は、不動産鑑定士という国家資格を持つ専門家が行います。不動産鑑定士は、不動産の価格を客観的に評価し、その結果を「不動産鑑定評価書」としてまとめます。

不動産鑑定評価書は、不動産の売買や相続、担保評価など、さまざまな場面で利用されます。売却価格を決める際には、この不動産鑑定評価書を参考にしたり、不動産会社による査定を受けたりすることが一般的です。

誤解されがちなポイントの整理:評価額と時価の違い

固定資産税の評価額は、固定資産税を計算するためのものであり、必ずしも実際の価値(時価)を反映しているわけではありません。評価額は、3年に一度見直されることになっており(評価替え)、その時点での市場価格などを参考に評価が見直されます。

しかし、評価額は、あくまでも固定資産税の計算を公平に行うためのものであり、市場価格と完全に一致するわけではありません。特に、土地の価格は、地価の上昇や下落によって大きく変動するため、評価額と実際の市場価格との間に差が生じることもあります。

また、家屋の評価額は、建物の構造や築年数、設備の状況などによって計算されますが、これも必ずしも実際の市場価値を完全に反映しているわけではありません。

実務的なアドバイスや具体例の紹介:売却時の注意点

もし、相続した家を売却することを検討しているのであれば、以下の点に注意しましょう。

  • 不動産会社の選定: 複数の不動産会社に査定を依頼し、最も高い査定価格を提示した会社を選ぶだけでなく、売却活動に関する説明や対応が丁寧な会社を選ぶことが重要です。
  • 売却価格の決定: 査定価格を参考にしながら、ご自身の希望価格を決定します。ただし、市場の状況や物件の状態によっては、希望価格で売却できない場合もあります。
  • 契約と引き渡し: 不動産売買契約を締結する際には、契約内容をよく確認し、不明な点があれば必ず不動産会社に質問しましょう。引き渡しの際には、物件の状態を再度確認し、問題がないことを確認してから引き渡すようにしましょう。
  • 税金: 売却によって利益が出た場合は、譲渡所得税が課税されます。税金の計算や申告については、税理士に相談することをおすすめします。

例えば、築年数が古い家の場合、固定資産税の評価額は低いかもしれませんが、売却価格も低くなる可能性があります。一方、立地条件が良い土地であれば、評価額よりも高い価格で売却できる可能性があります。

専門家に相談すべき場合とその理由:不動産売買のプロに相談を

相続した家の売却を検討する際には、専門家への相談が不可欠です。具体的には、以下のような専門家がいます。

  • 不動産会社: 売却価格の査定や売却活動のサポートをしてくれます。
  • 不動産鑑定士: 専門的な不動産評価を行い、売却価格の参考になります。
  • 税理士: 税金に関する相談や確定申告をサポートしてくれます。
  • 弁護士: 相続に関するトラブルや法的問題を解決してくれます。

特に、以下のような場合には、専門家への相談が必須です。

  • 売却価格について疑問がある場合
  • 相続に関するトラブルが発生した場合
  • 税金について詳しく知りたい場合
  • 売却手続きについて不安がある場合

専門家のアドバイスを受けることで、安心して売却を進めることができ、不測の事態にも対応できます。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回の質問のポイントをまとめます。

  • 固定資産税の評価額は、固定資産税を計算するためのもので、売却価格の目安にはなりません。
  • 売却価格は、不動産市場の状況や物件の状態など、さまざまな要因によって変動します。
  • 売却価格を決定するためには、不動産鑑定士による評価や、不動産会社による査定が必要です。
  • 相続した家の売却を検討する際には、不動産会社や税理士などの専門家への相談が重要です。

固定資産税の納付書に記載されている評価額は、あくまでも固定資産税を計算するためのものであり、売却価格とは異なることを理解しておきましょう。相続した不動産の売却を検討する際には、専門家のアドバイスを受けながら、慎重に進めることが大切です。

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