- Q&A
相続した家の抵当権の有無を確認する方法|登記簿だけでは不十分な理由と確認手順

ご入力いただいた内容は「お問い合わせ内容」としてまとめて送信されます。
無理な営業や即決のご案内は行いません。
共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック【悩み】
相続した家が抵当権(担保として不動産を差し押さえる権利)によって担保に設定されているかどうかを調べたいです。登記簿に記載がないのに、競売にかかる可能性があると言われたので不安です。
抵当権とは、債務者が債権者(お金を貸した人)に対して債務を履行しなかった場合に、抵当権設定された不動産を売却して債務を弁済する権利のことです。(民法370条以下)。 例えば、住宅ローンを組む際に、住宅を担保として抵当権を設定することが一般的です。 抵当権は、不動産の所有権とは別に存在する権利です。所有権はあなたが持っているけれど、抵当権が設定されている場合は、その不動産を自由に売却したり、処分したりすることが制限されます。
相続した家が抵当権によって担保に設定されているかどうかを確認するには、以下の手順を踏む必要があります。
まず、登記簿謄本(所有権に関する情報を記載した公的な書類)を取得しましょう。 法務局(またはオンラインで申請可能なサイト)で申請できます。 登記簿謄本には、当該不動産に設定されている抵当権の有無が記載されています。しかし、登記簿に記載がないからといって、必ずしも抵当権がないとは限りません。これは後述しますが、重要なポイントです。
次に、父の遺品を調べ、抵当権設定契約書を探しましょう。 抵当権を設定した際に作成された契約書には、抵当権の設定状況や債権者の情報などが記載されています。 この契約書が見つかれば、抵当権の有無を確実に確認できます。 契約書が見つからない場合は、父の取引先や関係者への聞き込みも有効です。
抵当権に関する法律は、主に民法に規定されています。 特に、民法第370条以下の抵当権に関する規定が重要です。 また、相続に関しては、民法第880条以下の相続に関する規定が関係します。 相続によって債務も相続する(=相続債務)という点も重要です。
登記簿に抵当権が記載されていないからといって、必ずしも抵当権がないとは限りません。 例えば、抵当権が抹消されていないにも関わらず、登記に反映されていないケースがあります。 また、「秘密の抵当権」という、登記されていない抵当権が存在する可能性もあります。これは、債権者と債務者間の合意によって登記をしないという取り決めがされている場合に発生する可能性があります。
* 登記簿謄本は、必ず「全部事項証明書」を取得しましょう。「権利関係を完全に把握する」ために必要です。簡略な情報しか記載されていない「登記事項証明書」では不十分な場合があります。
* 抵当権の有無が不明な場合は、専門家(弁護士や司法書士)に相談することを強くお勧めします。 専門家は、登記簿の解釈や秘密の抵当権の存在可能性などを判断できます。
* 仮に抵当権が存在する場合、債権者と交渉し、債務の整理や解決策を検討する必要があります。
* 登記簿謄本に抵当権の記載がないにも関わらず、競売の可能性があると指摘された場合。
* 抵当権設定契約書が見つからない場合。
* 債権者との交渉が難航する場合。
* 相続債務の範囲や処理方法に不安がある場合。
専門家は、法律的な知識と経験に基づいて、適切なアドバイスやサポートを提供できます。 複雑な問題を一人で抱え込まず、専門家の力を借りることが重要です。
相続した家の抵当権の有無を確認するには、登記簿謄本(全部事項証明書)の取得と抵当権設定契約書の確認が不可欠です。しかし、登記簿に記載がない場合でも、抵当権が存在する可能性があることを理解しておく必要があります。 不安な場合は、弁護士や司法書士などの専門家に相談し、適切な対応を検討しましょう。 早めの対応が、将来的なトラブルを回避する上で重要です。
共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック