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相続で代償相続した場合、税金はどうなる?土地・建物・預貯金の相続と税金対策

【背景】
父が亡くなり、母、兄、私の3人で相続することになりました。遺産は土地、建物、預貯金です。母は現在、その建物に住んでいます。

【悩み】
兄が土地と建物を相続し、母と私に代償相続(※相続財産を一部の相続人が相続し、他の相続人に金銭でその分の価額を支払うこと)で法定相続分の金額を支払うことを考えています。相続税はかからないと思うのですが、代償として受け取るお金や、兄が不動産を取得することでかかる税金について知りたいです。具体的にどのような税金がかかるのか、また、その金額を計算する方法なども知りたいです。

代償相続による受取金には所得税、兄には固定資産税・登録免許税等がかかります。

相続における代償相続と税金について

相続税の基礎知識

まず、相続税について簡単に説明します。相続税とは、亡くなった方の財産(遺産)を相続する際に、国に支払う税金です。遺産の総額から基礎控除額(※一定額までは税金がかからない金額)を差し引いた金額が課税対象となります。質問者さんのケースでは、遺産が8000万円を超えないため、相続税はかからないと予想されます。

代償相続における所得税

次に、代償相続で重要なのは、相続税ではなく所得税です。代償相続で相続人から受け取るお金は、相続税の対象ではありませんが、所得税の対象となる場合があります。具体的には、相続財産の価額と法定相続分を比較して、法定相続分を超える金額を受け取った場合、その超過分が贈与税(※無償で財産を受け渡す際に課税される税金)や所得税の対象となる可能性があります。しかし、法定相続分相当額の受領であれば、原則として所得税はかかりません。

今回のケースへの回答

質問者さんのケースでは、兄が土地と建物を相続し、母と質問者さんに法定相続分相当額を支払うとのことなので、母と質問者さんが受け取る金額が法定相続分以内であれば、所得税はかかりません。

不動産取得にかかる税金

兄は土地と建物を相続することになりますが、この際にいくつかの税金が発生する可能性があります。

  • 固定資産税:土地と建物を所有している限り、毎年支払う必要があります。
  • 登録免許税:不動産の所有権を移転する際に発生する税金です。相続の場合も、相続登記(※相続によって所有権が移転したことを登記すること)を行う際に必要になります。

誤解されがちなポイント

代償相続は、相続税がかからないから有利という誤解がありますが、それは必ずしも正しくありません。相続税がかからない代わりに、所得税や贈与税がかかる可能性があることを理解する必要があります。また、代償金を支払う側の負担も考慮する必要があります。

実務的なアドバイス

代償相続を行う際には、公正証書(※公証役場で作成される、法的効力のある文書)を作成することを強くお勧めします。これは、後々のトラブルを避けるために非常に重要です。また、税理士などの専門家に相談し、税金対策を検討することも重要です。

専門家に相談すべき場合

遺産分割協議が複雑な場合、または、相続財産の価値が不明確な場合は、税理士や弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。特に、高額な不動産や複雑な相続関係がある場合は、専門家のアドバイスを受けることが重要です。

まとめ

代償相続は、相続財産を円滑に分割するための有効な手段ですが、税金の問題を十分に理解した上で進める必要があります。所得税、固定資産税、登録免許税など、様々な税金が発生する可能性があるため、専門家のアドバイスを受けながら、慎重に進めていきましょう。特に、法定相続分を超える金額のやり取りは、贈与税の対象となる可能性があるので注意が必要です。

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