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相続で共有状態の土地の持ち分を担保にローンを組めるか?11/12の持分を担保に代償金を得る方法を徹底解説!

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兄に私の土地の持ち分(11/12)を買い取ってもらうため、不動産担保ローンを利用して代償金を借りたいと考えています。共有状態の土地の私の持ち分だけで、単独でローンを組むことは可能でしょうか?また、可能であればどのような手続きが必要でしょうか?
土地などの不動産が複数人で共有されている状態を「共有(きょうゆう)」といいます。今回のケースでは、質問者さんとご兄弟で土地を共有しています。不動産担保ローンとは、不動産を担保に融資を受けるローンです。住宅ローンが代表例ですが、事業資金やその他の目的でも利用できます。
原則として、共有不動産であっても、所有者の持分を担保にローンを組むことは可能です。質問者さんが11/12の持分を所有しているため、その持分を担保にローンを組むことは、金融機関の審査に通れば可能となります。
このケースに直接的に関係する法律は、民法(共有に関する規定)と、ローン契約に関する法律(例えば、抵当権設定に関する規定)です。 民法では共有者の権利と義務、そして共有物分割に関する規定が定められています。 ローン契約は、金融機関との契約に基づきます。
共有状態の土地でローンを組む際、誤解されやすいのは「全持分が必要」という点です。 所有する持分のみを担保にローンを組むことは可能です。しかし、金融機関は、担保価値(ローンの返済ができなくなった場合に、担保物件を売却して回収できる金額)を慎重に評価します。 そのため、11/12の持分であっても、担保価値が低すぎるとローンを断られる可能性があります。
ローンを組むためには、以下の準備が必要です。
複数の金融機関に相談し、金利や審査基準などを比較検討することが重要です。 また、土地の評価額を事前に不動産鑑定士に依頼して評価してもらうことで、融資の可否や条件の判断に役立ちます。
以下の場合は、弁護士や司法書士、不動産鑑定士などの専門家に相談することをお勧めします。
共有不動産の持分を担保にローンを組むことは可能ですが、金融機関の審査が重要です。 土地の評価額、借入者の返済能力、借入目的などが審査のポイントとなります。 必要に応じて専門家に相談し、スムーズな手続きを進めるようにしましょう。 また、兄との間で、代償金の金額や支払方法などを事前にしっかりと話し合っておくことも重要です。 遺産分割協議がまだであれば、早急に協議を進めることも検討しましょう。
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