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相続で困った!共有地の名義変更、相続と登記の手続きを徹底解説

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この共有地の相続と名義変更の手続きが分かりません。他の土地と同様に遺産分割協議書に記載して、登記の名義変更をすることはできるのでしょうか?また、我が家だけで手続きを進めることは可能なのでしょうか?
共有地とは、複数の人間が共同で所有する土地のことです(共有)。今回のケースでは、防火用水として近隣6軒で共有されている土地ですね。相続が発生した場合、共有地の持分も相続財産(被相続人の財産)として相続されます。つまり、義父さんの持分が、ご主人に相続されるということです。
ご主人が義父さんの共有持分を相続するには、まず他の共有者との間で**遺産分割協議(相続人全員で相続財産の分け方を決める協議)**を行う必要があります。これは、ご主人だけが勝手に決めることはできません。他の5軒の方々と話し合い、ご主人がどの程度の持分を相続するかを決定し、その内容を**遺産分割協議書**にまとめます。
遺産分割協議がまとまったら、その協議書と必要な書類を添付して、法務局に**所有権移転登記(所有者の変更を登記簿に記録すること)**の申請を行います。この登記によって、正式にご主人の名義に変更されます。
共有地の相続と名義変更には、**民法**と**不動産登記法**が関係します。民法は共有関係や相続に関する規定を、不動産登記法は不動産の登記に関する規定を定めています。
共有地の名義変更は、ご主人だけで勝手に進めることはできません。必ず他の共有者全員の合意を得て、遺産分割協議書を作成する必要があります。これは、共有地の性質上、他の共有者の権利を侵害する可能性があるためです。
スムーズな手続きを進めるためには、以下の点に注意しましょう。
共有者との間で意見が対立したり、手続きが複雑で自身で対応できない場合は、専門家(司法書士、弁護士)に相談しましょう。専門家は、法律的な知識に基づいて適切なアドバイスを行い、手続きをサポートしてくれます。特に、相続税の申告や、共有者との間のトラブルが発生した場合には、専門家の助けが必要になるでしょう。
共有地の相続と名義変更は、他の土地とは異なり、共有者全員の合意が不可欠です。遺産分割協議書を作成し、登記申請を行うことで、手続きが完了します。手続きに不安がある場合や、共有者との間で意見が合わない場合は、専門家への相談を検討しましょう。スムーズな手続きを進めるためには、早めの準備と、共有者との良好なコミュニケーションが重要です。 ご自身で手続きを行う場合は、法務局のホームページなどを参考に、必要な書類を正確に準備することが大切です。
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