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相続で困った!敷地権の割合「10万分の368《持分46分の1》」って、実際どのくらいの広さ?

【背景】
先日、祖父母の相続手続きに関わる書類を受け取りました。その中に、相続関係の目録があり、敷地権の表示がありました。しかし、「10万分の368《持分46分の1》」という表記があり、実際の広さが分からず困っています。土地の面積は「宅地 2570.65㎡」「宅地 1220.76㎡」と記載されています。

【悩み】
「10万分の368《持分46分の1》」という敷地権の割合が、具体的にどのくらいの広さに相当するのかが分かりません。計算方法を教えて頂きたいです。また、この表記の意味についても教えて頂きたいです。

2570.65㎡と1220.76㎡の合計面積の46分の1です。

1. 敷地権と共有持分の基礎知識

まず、「敷地権」とは、土地の一部を所有する権利のことです。(所有権の一部を有する状態) 相続によって土地を複数人で共有する場合、各人が所有する割合を示すために「持分」という概念が使われます。 今回のケースでは、「10万分の368」という表現と「持分46分の1」という表現が併記されていますが、これは同じことを表しています。 後者の「持分46分の1」の方が分かりやすいですね。

2. 今回のケースへの直接的な回答

質問にある「宅地 2570.65㎡」「宅地 1220.76㎡」を合計すると、3791.41㎡になります。 この合計面積の46分の1が、質問者様が相続によって得られる土地の面積です。

計算式は以下の通りです。

3791.41㎡ ÷ 46 ≒ 82.42㎡

よって、質問者様の敷地権は、およそ82.42㎡となります。

3. 関係する法律や制度

このケースは、民法(特に共有に関する規定)が関係します。民法では、共有物の持分に関するルールが定められており、共有者同士で合意が得られない場合の分割方法なども規定されています。

4. 誤解されがちなポイントの整理

「10万分の368」という表記は、土地全体の面積に対する割合を示すものではなく、共有する土地の全体の持分における割合を表している可能性が高いです。 この場合、全体が46分割されていて、そのうち1つ分を所有するという意味になります。 そのため、単純に土地全体の面積に「10万分の368」を掛け算して面積を求めることはできません。

5. 実務的なアドバイスや具体例の紹介

相続手続きでは、このような割合の計算が頻繁に出てきます。 不動産登記簿(土地の所有権などを記録した公的な書類)を確認することで、より正確な面積や持分を確認できます。 また、専門家(司法書士や土地家屋調査士など)に相談することで、正確な計算や手続きを進めることができます。

6. 専門家に相談すべき場合とその理由

相続手続きは複雑な手続きが多く、法律的な知識や専門的なスキルが必要な場合があります。 特に、複数の相続人がいたり、土地の境界が不明確な場合などは、専門家に相談することを強くお勧めします。 誤った手続きをしてしまうと、後々大きなトラブルに繋がる可能性があります。

7. まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

「10万分の368《持分46分の1》」は、全体の46分の1の持分を意味し、単純な面積の割合ではありません。 土地の面積の合計を46で割ることで、質問者様の敷地権の面積がおおよそ82.42㎡と計算できます。 相続手続きは複雑なため、不明な点があれば、専門家に相談することをお勧めします。 不動産登記簿の確認も重要です。

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