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相続で悩んでいます!亡くなった母の財産と、父名義の土地の相続について

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父名義の土地についても、母以外の相続人がいるのかどうか、そしてその場合どのように相続を進めるべきなのか悩んでいます。
相続とは、亡くなった方の財産(遺産)が、法律で定められた相続人(法定相続人)に引き継がれることです。 相続人の範囲や相続分は、民法(日本の法律)で厳格に定められています。 今回のケースでは、まず、ご母の法定相続人を確認する必要があります。 ご母には、質問者様と妹さんの他に、前のご主人との間に生まれたお子さんがいるため、このお子さんも相続人となります。
30年前にご父君が亡くなられた際に、遺産分割協議書で土地はご母君が相続することになっていたとしても、名義変更が行われていないため、法的にはご父君の相続人がそのまま相続権を有しています。 そのため、ご父君の相続人であるご母君(既に亡くなっているため、その相続人である質問者様、妹さん、そして母の前の夫の子)が、その土地を相続することになります。 単純に3分の1ずつというわけにはいかず、ご父君の相続人全員で遺産分割協議を行う必要があります。
このケースでは、民法の相続に関する規定が適用されます。具体的には、民法第887条以降の相続に関する規定、そして遺産分割協議に関する規定が重要となります。 これらの法律に基づき、相続人の範囲と相続分が決定されます。
土地の名義が父名義のままでも、遺産分割協議書によって母が相続権を持っていたことは事実です。しかし、名義変更がされていないために、所有権の移転が完了していません。 所有権の移転には、登記(不動産登記)が必要であり、登記が完了していないと、所有権は移転したとはみなされません。
まず、ご父君の相続人全員で遺産分割協議を行い、土地の分割方法を決める必要があります。 協議がまとまらない場合は、家庭裁判所に遺産分割調停を申し立てることも可能です。 相続は複雑な手続きが伴うため、弁護士や司法書士などの専門家にご相談することを強くお勧めします。専門家は、相続手続きの進め方や、相続税の申告などについてもアドバイスをしてくれます。
相続人同士で意見が合わず、遺産分割協議がまとまらない場合、必ず専門家に相談しましょう。 弁護士や司法書士は、法律に基づいた適切なアドバイスを行い、調停や裁判などの手続きをサポートしてくれます。 特に、相続人が複数いる場合や、高額な財産が絡む場合は、専門家の助けが必要となることが多いです。
相続手続きは、法律の知識や手続きに不慣れな人が単独で行うには非常に困難な場合があります。 今回のケースのように、複数の相続人が存在したり、名義変更がされていない土地が含まれている場合は、特に専門家のサポートが不可欠です。 早いうちに弁護士や司法書士に相談し、スムーズな相続手続きを進めましょう。 相続は、感情的な問題も絡みやすいので、冷静に、そして専門家の力を借りながら進めることが大切です。
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