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相続と根抵当権:兄弟共有のアパートと借り換えの壁、解決策を探る

【背景】
* 今年1月、父が亡くなり、2棟のアパートを兄と私で相続しました。
* 各アパートには、○×銀行からの融資による根抵当権(アパートに抵当権が設定されている状態)が設定されており、現在も返済中です。
* 私の相続したアパートの融資には、私が保証人になっています。
* 金利の低い他の銀行で借り換えを希望しています。

【悩み】
○×銀行は、私のアパートの根抵当権抹消書類を、兄のアパートの融資分も合わせて返済しないと渡せないと言っています。借り換えができずに困っています。

兄の借入分も合わせて返済、もしくは合意が必要です。

相続と根抵当権の基礎知識

まず、相続と根抵当権について基本的な知識を整理しましょう。相続とは、被相続人(亡くなった人)の財産が相続人(法律で定められた相続権を持つ人)に引き継がれることです。今回のケースでは、お父様の所有していた2棟のアパートが、あなたとご兄弟に相続されたわけです。

一方、根抵当権とは、借金(債務)の担保として、不動産(アパート)に設定される権利です。借金が返済されない場合、債権者(○×銀行)は、抵当不動産を売却して借金を回収できます。 あなたの相続したアパートには、お父様の借金の担保として根抵当権が設定されているため、その借金が完済されない限り、根抵当権は抹消されません。

今回のケースへの直接的な回答

○×銀行が「兄のアパートの融資分も合わせて返済しないと抹消書類を渡せない」と言っているのは、複数の借入が同一の抵当権設定で担保されている可能性が高いからです。 これは、一つの抵当権設定の中に、複数の債権(借金)がまとめて担保されている状態を指します。 そのため、全ての債権が返済されない限り、抵当権は抹消できないのです。

関係する法律や制度

このケースでは、民法(抵当権に関する規定)が関係します。民法では、抵当権の設定、抹消の手続き、債権者と債務者の権利義務などが規定されています。 具体的には、抵当権の抹消には、債権の全額返済または債権者との合意が必要です。

誤解されがちなポイントの整理

よくある誤解として、「自分が相続したアパートの借金だけ返済すれば、そのアパートの根抵当権は抹消される」と考えてしまうことです。 しかし、今回のケースのように、複数の借入が一つの抵当権で担保されている場合は、全ての借金が返済されない限り、抵当権は抹消されません。

実務的なアドバイスや具体例の紹介

解決策としては、以下の2つの方法が考えられます。

1. **兄と協力して、両方のアパートの借金をまとめて返済する:** これが最も確実な方法です。 兄と話し合い、返済計画を立て、○×銀行と交渉しましょう。

2. **○×銀行と交渉し、部分的な返済で抹消書類を取得する:** 全ての借金を一括返済するのではなく、あなたの相続したアパート分の借金だけを返済し、その部分の根抵当権抹消書類を取得できるか交渉してみましょう。 これは、銀行の判断に委ねられる部分が多いので、交渉が重要になります。 弁護士などの専門家の力を借りるのも有効です。

専門家に相談すべき場合とその理由

銀行との交渉が難航したり、法律的な知識が不足していると感じたりする場合は、弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。専門家は、法律に基づいた適切なアドバイスや、銀行との交渉のサポートをしてくれます。 特に、複雑な抵当権の設定や、相続に関する問題を抱えている場合は、専門家の力を借りることで、よりスムーズに解決できる可能性が高まります。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

今回のケースでは、複数の借入が一つの根抵当権で担保されているため、あなたのアパートの根抵当権を抹消するには、兄のアパートの借入分も含めた対応が必要となる可能性が高いです。 銀行との交渉、または兄との協力が不可欠であり、必要に応じて専門家の力を借りることを検討しましょう。 相続と根抵当権に関する知識を深めることで、このような問題に適切に対処できるようになります。

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