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相続による不動産登記!登録免許税はいくら?50%相続の税金計算を徹底解説

【背景】
* 18年前に父が亡くなり、母と自宅を50:50の共有で相続しました。
* 今年母が亡くなり、私が自宅を相続することになりました。
* 不動産登記をして、所有権を私1人で持つように変更します。
* 家の価格(課税標準)は固定資産税の納付書によると3,800万円です。

【悩み】
登録免許税は、家の価格3,800万円の全額に対してかかるのでしょうか?それとも、私が新たに相続した分の1,900万円に対してかかるのでしょうか?税金の計算方法が分からず困っています。

相続した分の1,900万円に対して課税されます。

回答と解説

テーマの基礎知識:不動産登記と登録免許税

不動産登記とは、不動産(土地や建物)の所有者や権利関係を公的に記録する制度です(登記簿に記録されます)。 不動産の売買や相続など、権利関係に変更があった場合、その内容を登記することで、権利の明確化や保護を図ります。

登録免許税は、不動産登記などの際に、国に支払う税金です。 登記の種類や課税標準によって税額が決まります。 今回のケースでは、相続による所有権移転登記を行うため、登録免許税の納付が必要になります。

今回のケースへの直接的な回答

ご質問のケースでは、相続によって所有権が移転します。 そのため、登録免許税は、あなたが新たに相続した部分の価格(1,900万円)に対して課税されます。 3,800万円の全額に対して課税されるわけではありません。

関係する法律や制度:登録免許税法

登録免許税は、登録免許税法によって規定されています。 この法律に基づき、不動産の所有権移転登記の際には、課税標準額(このケースでは相続した不動産の価額)に応じて税額が計算されます。

誤解されがちなポイントの整理

多くの方が、不動産の価格全体に対して登録免許税がかかると誤解しがちです。しかし、相続による所有権移転登記の場合、新たに取得した部分の価額が課税標準となります。 これは、既に登記されている権利を単に名義変更するのではなく、新しい権利を取得する行為だからです。

実務的なアドバイスや具体例の紹介

相続した不動産の価額は、固定資産税評価額を参考にしますが、必ずしも一致するとは限りません。 正確な課税標準額を知るためには、税理士や司法書士に相談し、相続財産評価証明書(相続税の申告時に作成する書類)などを活用することが重要です。 税額の計算は、以下のようになります。

* **課税標準額:** 1,900万円
* **税率:** 1,900万円以下の場合は1%(2024年1月現在)
* **登録免許税額:** 1,900万円 × 1% = 19万円

※税率は変更される可能性がありますので、必ず最新の情報を確認してください。

専門家に相談すべき場合とその理由

相続は複雑な手続きを伴うため、税金計算や登記手続きを自身で行うのは困難な場合があります。 特に、高額な不動産の相続や、複数の相続人がいる場合などは、税理士や司法書士などの専門家に相談することを強くお勧めします。 専門家は、正確な税額計算やスムーズな登記手続きをサポートし、トラブルを回避するお手伝いをします。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

相続による不動産登記の登録免許税は、新たに相続した部分の価額に対して課税されます。 今回のケースでは、1,900万円が課税標準となり、税率1%を適用すると、登録免許税は19万円となります。 複雑な手続きや税金計算には、専門家の力を借りることを検討しましょう。 正確な情報に基づき、手続きを進めることが重要です。

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