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相続トラブル!気まぐれな母と不公平な遺産分割…どうすればいい?
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おすすめ3社をチェックまず、相続とは、被相続人(亡くなった人)の財産が、相続人(法律で定められた相続権を持つ人)に引き継がれることです。 今回のケースでは、お父様が被相続人、質問者様とご兄弟が相続人となります。遺産分割とは、相続人複数の場合、相続財産をどのように分けるかを決め、相続人全員で合意することです。 法定相続分(法律で決められた相続割合)は、配偶者と子供がいる場合、配偶者が2分の1、子供たちが2分の1を相続します。しかし、遺言書があれば、その内容に従って遺産が分割されます。質問者様のおっしゃる「法定相続では無く、価値ある不動産、金銭はすべて、母親の物」というのは、おそらく遺言書が存在し、母親が有利なように遺産分割されている、もしくは、生前贈与(生きている間に財産を贈与すること)が行われていた可能性があります。
質問者様は、母親から金銭を受け取る約束をされていたにもかかわらず、約束が反故にされ、家から出ていくよう言われているとのことです。これは、非常に不公平な状況と言えます。 母親の言動に法的拘束力はありません。約束に基づいた金銭の支払いを求めることは難しいかもしれません。しかし、相続に関する権利は法律で保護されています。
関係する法律は、民法(特に相続に関する規定)です。特に重要なのは「遺留分」です。遺留分とは、相続人が最低限確保できる相続財産の割合です。遺言によって相続人が遺留分を下回る相続しかできない場合、遺留分減殺請求(不足分を請求する権利)を行うことができます。 また、遺産分割協議がうまくいかない場合、家庭裁判所に調停を申し立てることも可能です。
「口約束は法的効力がない」という点を理解しておくことが重要です。母親との口約束は、証拠がない限り、法的根拠としては弱いです。 また、遺産分割協議は、相続人全員の合意が不可欠です。一方的な決定は認められません。
まずは、母親との話し合いを試みるべきです。しかし、話し合いがうまくいかない場合は、弁護士に相談することを強くお勧めします。弁護士は、証拠集めや交渉、裁判手続きなどのサポートをしてくれます。 具体的には、母親との間のやり取り(メールや手紙など)を証拠として残しておくこと、また、相続財産の明細を把握しておくことが重要です。
今回のケースでは、母親との関係が悪化しており、話し合いによる解決が困難な状況です。 また、法律的な知識が不足しているため、適切な対応が難しいと考えられます。 弁護士に相談することで、法的知識に基づいた適切なアドバイスを受け、自分の権利を守ることができます。
母親の気まぐれな言動と不公平な遺産分割に悩まされている状況ですが、法律に基づいた権利を主張することは可能です。 遺留分減殺請求や家庭裁判所への調停申し立てといった手段を用いることで、状況を改善できる可能性があります。 まずは、弁護士に相談し、今後の対応についてアドバイスを受けることを強くお勧めします。 一人で抱え込まず、専門家の力を借りることが重要です。
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