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相続トラブル!義姉との遺産分割と放置された弁護士への対応
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弁護士の対応に疑問を感じています。このまま放置して良いのか、弁護士を変えるべきなのか、相続手続きをどう進めるべきか悩んでいます。不動産の相続は放置しても大丈夫なのかも知りたいです。
まず、相続とは、亡くなった人の財産(遺産)が、相続人(法律で決められた相続権を持つ人)に引き継がれることです。 相続人には、配偶者、子、父母など、法律で順位が定められています。今回のケースでは、友達の夫が亡くなったため、友達(配偶者)と義姉(兄弟姉妹)が相続人となります。子供がいなければ、配偶者と兄弟姉妹で遺産を分割することになります。
今回のケースでは、複雑な点がいくつかあります。一つは、亡くなった夫の父親名義の土地の相続です。父親の遺言書があり、夫に全財産を譲渡しているので、原則として、その土地は夫の遺産の一部となります。しかし、名義変更がされていないため、手続きが必要です。もう一つは、義姉の対応です。遺言の存在を知りながら知らなかったと主張している点、そして300万円を受け取っているにも関わらず、さらに遺産を請求している点に問題があります。
弁護士に依頼してから3ヶ月経過し、進展がない上に、弁護士が貸金についての依頼を受けていないと発言している点は非常に問題です。友達が貸金と相続の全てを依頼したと言っている以上、弁護士の対応は不適切と言えるでしょう。 早急に弁護士を変更することを検討すべきです。
相続に関する法律は、主に民法(特に民法第885条以降)に規定されています。 民法は、相続人の範囲、相続分の割合、遺産分割の方法などを定めています。 今回のケースでは、遺言書の存在が重要となります。遺言書があれば、その内容に従って遺産分割が行われます。遺言書がない場合は、法定相続分に基づいて分割が行われます。
遺言書は、亡くなった人の意思を尊重する重要な書類です。 しかし、遺言書が無効となるケースもあります。例えば、遺言能力(意思能力)がない状態で作成された遺言書や、不正な手段で作成された遺言書は無効となります。 義姉が遺言の存在を知っていたにもかかわらず、知らなかったと主張している点は、遺言書の効力に影響を与える可能性があります。
まず、新しい弁護士に依頼し、貸金回収と遺産分割の手続きを進める必要があります。 土地の名義変更手続き、遺産分割協議(相続人同士で遺産の分け方を話し合うこと)、相続税申告など、様々な手続きが必要となるでしょう。 これらの手続きは専門知識が必要なため、弁護士の助けを借りることが不可欠です。
相続問題は複雑で、法律的な知識や手続きに精通していないと、不利な状況に陥る可能性があります。 特に、今回のケースのように、遺言書の存在、義姉の対応など、複雑な要素が含まれている場合は、専門家(弁護士)に相談することが非常に重要です。 早急に弁護士に相談し、適切なアドバイスとサポートを受けるべきです。
相続手続きは、時間のかかる手続きです。 放置すると、手続きが複雑化したり、権利を損なう可能性があります。 弁護士の変更、新しい弁護士への相談、迅速な手続き開始が重要です。 友達の状況を理解し、適切なサポートをすることが大切です。 専門家の力を借りながら、冷静に、そして迅速に対応していくことが、相続問題を解決する鍵となります。
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