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相続土地を担保に収益物件購入は可能?手続きと注意点徹底解説

【背景】
* 父親名義の土地に住んでいますが、10年前に父親が他界し、未だ名義変更していません。
* その土地を担保に銀行から借り入れをして、収益物件を購入し、家賃収入で返済していきたいと考えています。
* しかし、手続きや手順が全く分からず、実現可能なのか不安です。

【悩み】
土地の名義変更と収益物件の購入、そして銀行からの借り入れの手続きについて、正しい手順や注意点を知りたいです。土地の評価や借り入れの申し込みの順番なども分かりません。

相続登記後、土地を担保に融資を受け、収益物件購入可能。ただし、手続きは複雑なので専門家への相談が必須です。

相続登記と収益物件購入:手続きの流れと注意点

相続登記の重要性と手続き

まず、重要なのは相続登記です。 ご父親が亡くなられてから10年経過しているにも関わらず、土地の名義変更(相続登記)がされていない状態です。これは法律上、大きな問題です。相続登記とは、亡くなった方の財産(この場合は土地)の所有権を相続人に移転することを登記する手続きです。(登記=不動産の所有権などの権利関係を公的に記録すること)。相続登記がされていないと、法的にあなたは土地の所有者とは認められません。そのため、土地を担保に融資を受けることはできません。

相続登記には、相続人の確定、遺産分割協議書の作成、そして法務局への登記申請といったステップが必要です。相続人が複数いる場合、遺産分割協議が複雑になる可能性があります。専門の司法書士に依頼するのが一般的です。

収益物件購入と資金調達

相続登記が完了し、あなたが土地の所有者になった後、収益物件の購入資金を調達します。 銀行からの融資を受けるためには、土地を担保として提供します。 この際、土地の評価額が重要になります。銀行は、土地の評価額を基に、融資可能額を決定します。 土地の評価は、不動産鑑定士が行うのが一般的です。

土地評価と融資申し込みの順番

土地の評価を先に済ませておくことが重要です。 銀行は、担保となる土地の評価額を確認してから融資の可否を判断します。そのため、まずは不動産鑑定士に依頼して土地の評価額を調べ、その評価額を基に銀行に融資を申し込みます。物件探しはその後です。 物件価格に見合う融資が受けられるかどうかの判断材料として、土地評価が不可欠だからです。

銀行への融資申し込みと必要な書類

銀行への融資申し込みには、多くの書類が必要です。 土地の登記事項証明書、土地の評価書、収入証明書、そして収益物件の購入計画書などです。 これらは銀行によって多少異なりますので、事前に確認しましょう。

誤解されがちなポイント:物件ありきではない

多くの場合、物件ありきで融資を申し込むという誤解があります。しかし、土地を担保にする場合、先に土地の評価を行い、融資可能額を把握してから物件を探すのが一般的です。 希望する物件が見つかったとしても、融資枠を超える場合は購入できません。

実務的なアドバイス:専門家への相談

相続登記、土地の評価、銀行への融資申請、そして収益物件の購入は、複雑な手続きが伴います。 不動産会社や税理士、司法書士、そして銀行の担当者など、複数の専門家と連携して進めることが重要です。 一人で抱え込まず、積極的に専門家に相談しましょう。

専門家に相談すべき場合

相続手続きに不慣れな場合、遺産分割協議が複雑な場合、土地の評価額に不服がある場合、融資の条件が不明瞭な場合などは、すぐに専門家に相談しましょう。 専門家のアドバイスを受けることで、スムーズに手続きを進めることができ、トラブルを回避できます。

まとめ:専門家との連携が成功の鍵

相続土地を担保に収益物件を購入することは可能ですが、相続登記、土地評価、融資申請など、複雑な手続きが必要です。 専門家と連携し、計画的に進めることで、リスクを最小限に抑え、目標達成に近づきます。 焦らず、一つずつ丁寧に進めていきましょう。

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