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相続手続きの費用が高すぎる?司法書士への依頼費用と注意点
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* 司法書士から当初の口頭見積もり(8~9万円)より大幅に高い請求書(20万円)が届きました。
* 請求金額の内訳が複雑で、妥当な金額なのか判断できません。
* 遺産は祖父と祖母から相続しているので、費用が2倍になっている理由も分かりません。
相続とは、亡くなった人の財産(ここでは土地)が、相続人(ここでは質問者のお母様)に引き継がれることです。 相続手続きは、法律に基づいて行われ、大きく分けて「相続の発生」「相続人の確定」「遺産分割」「所有権移転登記」といった段階があります。 今回のケースでは、故祖父と故祖母から土地を相続し、その土地の所有権を母名義に変更する手続きが必要になります。
司法書士への依頼費用が当初の見積もりより大幅に高くなっている点、そしてその内訳が疑問です。請求書に記載されている各項目の費用が妥当かどうかを一つずつ確認する必要があります。例えば、「相続関係説明図」や「戸籍謄抄本」の費用は、取得する枚数や種類によって変動します。また、印紙代は、書類の種類や金額によって異なります。 請求金額が妥当かどうかを判断するには、それぞれの費用が法令に基づいた適切な金額であるか、そして、実際にかかった費用と一致しているかをチェックする必要があります。
このケースでは、「不動産登記法」と「司法書士法」が関係します。不動産登記法は、不動産の所有権などの登記に関する法律であり、所有権移転登記を行うには、この法律に基づいた手続きが必要になります。司法書士法は、司法書士の業務内容や報酬に関する法律です。司法書士は、法律に基づいて、相続手続きや登記手続きを代行します。
口頭見積もりは、法的拘束力(守らなければならない力)が弱い場合が多いです。しかし、司法書士が明らかに不当な高額請求をしている場合は、問題となります。 今回のケースでは、当初の見積もりと最終請求額に大きな開きがあるため、司法書士に詳細な説明を求める必要があります。
まず、請求書に記載されている全ての費用項目について、その根拠を司法書士に確認しましょう。 それぞれの費用が、実際に発生した費用と一致しているか、そして、法令に基づいた適切な金額であるかを尋ねることが重要です。 不明な点があれば、具体的に質問し、納得できるまで説明を求めましょう。 必要であれば、領収書などの証拠書類の提示を求めることも可能です。
司法書士の説明に納得できない場合、または、費用が明らかに高額だと感じる場合は、別の司法書士や弁護士に相談することをお勧めします。 第二の意見を聞くことで、客観的な判断をすることができます。 弁護士会や司法書士会などの相談窓口を利用することも可能です。
相続手続きの費用は、手続きの内容や複雑さによって大きく変動します。 司法書士に依頼する際には、事前に費用について明確な見積もりを取ることが重要です。 今回のケースのように、当初の見積もりと最終請求額に大きな開きがある場合は、その理由を丁寧に確認し、納得できない場合は専門家に相談しましょう。 大切なのは、透明性のある手続きを行い、安心して相続手続きを進めることです。 依頼する前に、複数の司法書士に見積もりを取ったり、相談窓口を利用するのも良い方法です。
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