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相続手続きの遅延と複雑な相続:2度の相続で生じる遺産分割と未払い固定資産税への対応
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おすすめ3社をチェック相続とは、亡くなった人(被相続人)の財産が、法律で定められた相続人(法定相続人)に引き継がれることです。 質問者様のケースでは、まずお母様の相続が発生し、その後、お姉様の相続が発生しています。
お母様の法定相続人は、質問者様と姉の2人です。 しかし、お姉様が亡くなったため、お姉様の相続分は、お姉様のお子さん(質問者様のお甥・姪)に相続されます。これは「代襲相続」と呼ばれ、相続人が亡くなった場合、その相続人の相続分をその子(孫など)が相続する制度です。
お母様の遺産相続において、質問者様と姉はそれぞれ相続人として、法定相続分(通常は2分の1ずつ)で遺産を相続する権利がありました。しかし、姉が亡くなったため、姉の相続分は姉の子(2人)が相続します。よって、お母様の遺産は、質問者様と姉のお子さん2人の計3人で相続することになります。
遺産分割は、相続人全員の合意に基づいて行われます。 全員で話し合い、遺産(土地、建物、預貯金など)をどのように分けるかを決める必要があります。
相続に関する法律は、民法(特に第877条以降)に規定されています。 この法律に基づき、相続人の範囲、相続分、遺産分割の方法などが定められています。 遺産分割が合意できない場合は、家庭裁判所に遺産分割調停を申し立てることができます。
お母様の土地・建物の固定資産税は、所有者であるお母様が亡くなった時点で、相続人に引き継がれます。 姉の旦那さんが支払っていたとのことですが、これは姉の旦那さんの善意によるものであり、相続手続きとは別問題です。 相続手続きが完了するまでは、固定資産税の負担についても相続人同士で話し合う必要があります。
まず、相続人全員で集まり、遺産分割協議を行いましょう。 協議がまとまらない場合は、家庭裁判所に調停を申し立てることもできます。 遺産の状況を把握するために、遺産目録を作成し、預金通帳、不動産登記簿などの書類を集めておくことが重要です。 相続税の申告が必要かどうかについても確認しましょう。(遺産の規模によっては相続税の申告が必要ない場合もあります)
遺産の規模が大きく、複雑な内容であったり、相続人同士で意見が対立する場合は、弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。 特に、今回のケースのように相続手続きが遅れている場合、専門家のアドバイスを受けることで、スムーズに手続きを進めることができます。 弁護士や司法書士は、法律的な知識に基づいて適切なアドバイスや手続きの代行をしてくれます。
相続手続きは、相続発生後できるだけ早く行うことが重要です。 放置すると、固定資産税の滞納や、相続人同士のトラブルにつながる可能性があります。 遺産の規模が小さくても、手続きは必要です。 相続人同士で話し合い、円滑に手続きを進めましょう。 どうしても解決できない場合は、専門家の力を借りることを検討してください。
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