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相続登記の疑問を解消!認知症の母とスムーズな手続きを進める方法
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おすすめ3社をチェック*質問その1*
父が亡くなりました。法定相続人は子供の私と、認知症(病院より退院不可)の母の二人だけです。父所有の土地と建物の相続登記において、法定相続分(私と母1/2づつ)で登記をする場合、以下の質問にお答えください。ちなみに、私は印鑑登録しています。母はしていません。
①登記は法定相続分ですが、相続人の印鑑証明は絶対に必要ですか?(遺産分割協議書は必要とは思いませんが、印鑑証明は必要でしょうか)
②もし母の印鑑証明が必要なら、母から依頼を受けたという裏技で印鑑登録をするやり方を市役所に聞いて知っていますが、後々この土地と建物を親戚や他人に所有権移転する際に、やはり母に後見人をつけないといけなくなりますか?
③結局、相続登記をする際に必要な書類を教えてください。ちなみに父の除籍、父の原戸籍、母の戸籍(父の除籍)、子の戸籍、は既に集めています。多分、住民票も必要かも・・。とりあえず市役所などに郵送で取得できる書類は自分で集められます。発行からの期限もありますか?もし相続人の印鑑証明が登記申請上必要なければ、母が認知症でも相続登記が簡単だと思いますが・・。司法書士に頼まなくてもできるような気もしています。
しっかりとした知識をお持ちの方、回答よろしくお願い致します。
*質問その2*
父と母の所有の建物(一軒家)のみの登記があります。母が認知症で病院生活しか今後もできない状態なので、父が亡くなったことで、子の家を解体したいと思います。解体業者に子が依頼すれば、その親が登記上の所有者であっても業者は取り壊すでしょう。
①その後、建物の滅失の登記をしなければいけないと思いますが、それは子一人でできますか?集める書類の中に、母の印鑑証明は必要でしょうか?
②父の住所が、その建物の登記をしたときの住所と亡くなった時の住所が違うのですが、何か市役所から取り寄せる必要がありますか?
*まとめの話*
何をするにも母に後見人をつければ簡単にいろんな手続きができていくことは知っています。でも、後見人をつけないでできる手続きを極力やってみたいのです。
また今後、登記において母の成年後見を司法書士にお願いする場合、不動産の近くの司法書士にお願いする方が良いでしょうか?既に集めた必要書類や権利所も私の手元にあるので、依頼人である私の住まいの近くの司法書士に依頼する方が相談しやすく便利でしょうか?物件(父母の住所地)と私の住まいとの距離は400キロ(新幹線で移動可能)です。
何かアドバイスや上記質問にキチンした正確な知識を持って答えていただける方、回答お待ちしています。よろしくお願い致します。
相続登記は、亡くなった方の不動産の所有権を相続人に移転する手続きです。 この手続きには、様々な書類が必要になります。質問者様は、既に多くの書類を集めていらっしゃいますが、いくつか重要なポイントがあります。
相続登記とは、亡くなった方の不動産の所有権を相続人に移転させるための登記手続きです。(登記=不動産の所有者や権利関係を公的に記録すること)。 相続登記を行うことで、法的に相続人が不動産の所有者となることができます。 この手続きを怠ると、所有権の移転が明確にされず、様々なトラブルにつながる可能性があります。
質問その1の①について、相続登記において相続人の印鑑証明書は、原則として必要です。 これは、相続人が本当にその本人であることを確認するためです。 ただし、例外もあります。例えば、相続人が一人しかいない場合や、特別な事情がある場合は、印鑑証明書が不要となるケースも考えられます。 しかし、安全を期すためにも、用意しておくのが無難です。
質問その1の②について、母の印鑑証明を「裏技」で取得しても、将来的に土地建物の所有権を移転する際に、必ずしも成年後見人(認知症などで判断能力が不十分な人のために財産管理や身上監護を行う人)が必要とは限りません。 ただし、母の判断能力が著しく低下している場合は、成年後見人の選任が求められる可能性が高いです。
質問その1の③、そして質問その2の①②について、必要な書類は、大きく分けて以下の通りです。
書類の有効期限は、発行日から3ヶ月以内が一般的です。
* **民法**: 相続に関する基本的なルールを定めています。
* **不動産登記法**: 不動産の所有権や権利関係の登記に関する法律です。
「母の印鑑証明がなくても登記できる」という考えは、必ずしも正しくありません。 法定相続分での相続であっても、相続人の確認は重要です。 認知症の母の場合、代理人(成年後見人など)を立てる必要がある可能性もあります。
母が認知症であることを考慮すると、司法書士への依頼がスムーズな手続きを進める上で非常に有効です。 司法書士は、必要な書類の収集や手続きの代行、そして成年後見人選任の手続きについてもサポートしてくれます。
相続登記は複雑な手続きです。 特に、相続人が認知症である場合や、複数の相続人がいる場合は、専門家である司法書士に相談することを強くお勧めします。 誤った手続きを行うと、後々大きなトラブルにつながる可能性があります。
* 相続登記には、相続人全員の印鑑証明書が必要な場合が多いです。
* 認知症の相続人がいる場合は、成年後見人の選任を検討する必要があるかもしれません。
* 複雑な手続きなので、司法書士に相談することが安心です。
* 不動産所在地近くの司法書士と、依頼者であるご自身の近くの司法書士、どちらに依頼するかは、ご自身の状況に合わせて判断しましょう。遠方であっても、オンライン相談なども活用できます。
今回のケースでは、母の状態を踏まえ、司法書士に依頼することを強く推奨します。 手続きをスムーズに進めるためにも、専門家の力を借りることが重要です。
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