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相続登記の誤り!更正登記の手続きと注意点~相続人Cの権利を守る方法~

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更正登記の手続きが具体的にどのようなものか分かりません。1件の申請で済むのか、それとも複数回に分けて申請する必要があるのか、また、抹消登記との違いもよく理解できていません。相続による登記のやり直しについて、詳しく教えてください。
不動産の所有権は、登記簿(登記簿に所有者として記載されていることを「所有権の登記」といいます)に記載されることで明確になります。相続が発生した場合、被相続人(亡くなった方)の不動産の所有権は、相続人(法律で定められた相続順位で相続する方)に相続されます。この相続によって所有権が移転したことを登記所に届け出る手続きが「相続による所有権移転登記」です。この登記には、相続人の全員の同意が必要です。相続人が複数いる場合、全員が同意して登記申請を行う必要があります。
質問者様の兄(相続人B)は、相続人Cの同意を得ずに、単独で所有権移転登記を行い、その後、第三者Xに売却してしまいました。これは、相続人Bの行為に不法行為(民法上の権利侵害)の要素が含まれる可能性があります。相続人Cは、この不正な登記を訂正するために、更正登記を請求することができます。更正登記は、登記簿に誤りがあった場合に、その誤りを訂正する登記です。この場合、相続人BとXによる登記が誤りであるため、更正登記によって正しい登記状態(相続人BとCが共同相続人である状態)に修正されます。
このケースには、民法(相続に関する規定)と不動産登記法(登記に関する規定)が関係します。特に、不動産登記法は、登記の正確性と信頼性を確保するための法律であり、更正登記の手続きについても規定しています。
抹消登記と更正登記の違いは、登記の「取り消し」か「訂正」かという点です。抹消登記は、登記自体を完全に無効にする手続きです。一方、更正登記は、登記の内容を正しい状態に修正する手続きです。今回のケースでは、相続人BとXの登記は完全に無効にする必要はなく、相続人Cの権利を反映させるために、更正登記が適切です。
更正登記は、通常、1件の申請で可能です。申請書には、相続人Cの主張を明確に記載し、証拠書類(例えば、相続関係を証明する戸籍謄本、相続人Bによる不正な登記を証明する資料など)を添付する必要があります。登記所の担当官が申請内容を審査し、問題なければ登記が完了します。
相続問題は複雑な場合が多く、法律的な知識や手続きに不慣れな方が単独で対応するのは困難です。特に、相手方が第三者である場合、交渉が難航する可能性があります。そのため、弁護士などの専門家に相談することを強くお勧めします。専門家は、適切な手続きをアドバイスし、必要に応じて相手方との交渉や訴訟手続きを代行してくれます。
相続人Bによる不正な登記に対して、相続人Cは更正登記を請求できます。更正登記は、1件の申請で可能であり、登記簿の誤りを修正する手続きです。抹消登記とは異なり、登記済証の返還は不要です。しかし、複雑な手続きや法的争いになる可能性があるため、専門家への相談が不可欠です。相続問題に直面した際は、早急に専門家のサポートを受けることをお勧めします。
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