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相続税対策!マンション購入で節税効果を高める階数選びの秘訣
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同じ価格帯で、15階建ての3階と、8階建ての8階という2つのマンションがあります。どちらのマンションを購入した方が、相続税の節税効果が大きくなるのでしょうか?一般論として教えていただきたいです。
相続税は、被相続人(※亡くなった人)の遺産の価値に応じて課税される税金です。遺産には、不動産も含まれます。不動産の評価額は、主に「路線価」によって決まります。路線価とは、国税庁が毎年公表する、土地の価格を表す指標です。簡単に言うと、土地の値段の目安です。路線価が高い場所ほど、土地の価値が高く、相続税の評価額も高くなります。
マンションの階数自体は、相続税の評価額に直接的な影響を与えません。重要なのは、マンションが建っている土地の路線価です。15階建ての3階と8階建ての8階では、建物の階数ではなく、それぞれのマンションが位置する土地の路線価を比較する必要があります。路線価が高い土地にあるマンションの方が、相続税評価額が高くなり、結果として節税効果は低くなります。逆に、路線価が低い土地のマンションの方が、相続税評価額が低くなり、節税効果が高まります。
相続税の評価において、不動産の評価は路線価を基に行われます。具体的には、路線価に建物の構造や築年数などを考慮した補正係数を掛けて算出されます(※路線価×補正係数=評価額)。この計算方法は、相続税法で定められています。
マンション選びでは、眺望や日当たりが良い方が良いと考えるのは自然なことです。しかし、相続税対策という観点からは、これらの要素は二次的なものです。眺望や日当たりが良いからといって、必ずしも路線価が高いとは限りませんし、路線価が低いからといって、眺望や日当たりが悪いとは限りません。節税効果を優先するなら、路線価を重視すべきです。
土地の路線価は、国税庁のウェブサイトで確認できます。住所を検索することで、その土地の路線価が分かります。マンション購入前に、必ず路線価を確認し、比較検討することが重要です。また、不動産会社にも路線価の情報を確認できます。
相続税は複雑な税金です。ご自身の状況に最適な相続税対策を立てるためには、税理士などの専門家に相談することをお勧めします。特に、高額な不動産を相続する場合や、複雑な家族構成の場合などは、専門家のアドバイスが不可欠です。専門家は、個々の状況を踏まえた上で、最適な節税プランを提案してくれます。
マンションの階数ではなく、マンションが建っている土地の路線価が、相続税対策における重要な要素です。路線価の高い土地は相続税評価額が高くなり、節税効果は低くなります。逆に、路線価が低い土地は相続税評価額が低くなり、節税効果は高くなります。マンション購入前に、必ず路線価を確認し、専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。
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