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相続税手続きの疑問:非上場株式の名義変更と税理士への依頼について

質問の概要

【背景】

  • 24年前に離婚し実家に戻った母親が今年1月に亡くなりました。
  • 父親は8年前に他界しており、相続人は私、弟、妹の3人です。
  • 相続財産は、死亡保険金、預貯金合わせて8000万円、非上場株式が数千万円分(金額未確定)、土地・家屋はありません。
  • 葬儀費用は相続人である子供たちが負担しました。
  • 母親の実家である会社が経営する会社株を母親名義で保有しており、名義変更は未了です。
  • 非上場株式は、いずれ母親の実家の会社に売却する予定ですが、現在は会社の資金繰りの都合で買い取りができない状況です。

【悩み】

  • 非上場株式を相続人である子供たちの名義に変更する手続きについて、具体的な方法を知りたい。
  • 相続手続きを税理士に依頼する必要があるのか、自分たちで行うメリット・デメリットを知りたい。
  • 税理士に依頼する場合の費用(35万~50万円)が高額に感じ、戸惑っている。

非上場株式の名義変更は、会社の定款(会社のルールを定めたもの)に従い手続きが必要です。相続税申告は財産額によっては税理士への依頼も検討しましょう。

非上場株式の相続と名義変更:基礎知識

相続とは、人が亡くなった際に、その人の財産(プラスの財産だけでなく、借金などのマイナスの財産も含まれます)を、一定の親族(相続人)が引き継ぐことです。今回のケースでは、お母様が所有していた非上場株式も相続財産に含まれます。

非上場株式とは、証券取引所に上場されていない会社の株式のことです。上場株式と異なり、売買できる相手が限られる場合があり、その価値を評価するのも複雑になることがあります。今回のケースのように、お母様が実家の会社の株式を保有していた場合、その会社との関係性も考慮して手続きを進める必要があります。

相続が発生した場合、まず故人の遺言書の有無を確認します。遺言書があれば、原則として遺言書の内容に従って相続が行われます。遺言書がない場合は、民法で定められた相続順位と相続分に従って相続が行われます。今回のケースでは、遺言書がない場合、お子様3人が均等に相続人となります。

非上場株式の相続においては、その株式の価値を正確に評価することが重要です。この評価は、会社の財務状況や類似業種の株価などを参考に、専門的な知識が必要となる場合があります。

非上場株式の名義変更手続き:具体的な流れ

非上場株式の名義変更は、会社の種類や定款(会社のルールを定めたもの)によって手続きが異なりますが、一般的には以下の流れで進みます。

  1. 遺産分割協議:相続人全員で、誰がどの財産を相続するかを話し合います。非上場株式については、誰が相続するのか、どのように分割するのかを決定します。
  2. 必要書類の準備
    • 遺産分割協議書:遺産分割の内容をまとめた書面です。相続人全員の署名・捺印が必要です。
    • 被相続人(亡くなった方)の出生から死亡までの戸籍謄本:相続関係を証明するために必要です。
    • 相続人全員の戸籍謄本:相続人であることを証明するために必要です。
    • 相続人全員の印鑑証明書:遺産分割協議書に押印した印鑑が本人のものと証明するために必要です。
    • 会社の株主名簿
    • 会社の定款
    • 会社の登記簿謄本

    上記は一般的なものであり、会社の状況によって必要書類が異なる場合があります。会社の担当者や、必要に応じて専門家(弁護士や司法書士)に確認しましょう。

  3. 会社への申請:相続人代表者が、会社に対して名義変更の申請を行います。会社所定の申請書に必要事項を記入し、上記で準備した書類を添付して提出します。
  4. 会社の承認:会社は、提出された書類を審査し、名義変更を承認します。会社の定款に則り、株主総会や取締役会の決議が必要となる場合があります。
  5. 名義変更の完了:会社は、株主名簿を書き換え、新しい株主(相続人)に株式の名義変更を行います。

今回のケースでは、お母様の会社のお抱え税理士が「亡くなった時点で名義はあなたたちになっている」と発言していますが、これは法律上の解釈と異なる可能性があります。非上場株式の名義変更は、会社の承認を得て初めて完了します。必ず会社との手続きを進めてください。

相続手続きにおける税理士の役割と必要性

相続税の手続きは、専門的な知識が必要となる複雑なものです。税理士は、相続税申告書の作成や税務署とのやり取りを代行する専門家です。税理士に依頼することで、以下のようなメリットがあります。

  • 専門知識による正確な申告:相続税に関する専門知識に基づき、正確な申告を行うことができます。税法の改正にも対応し、適切な税額を計算します。
  • 税務調査への対応:税務署から税務調査が入った場合、税理士が対応します。
  • 時間と労力の節約:複雑な手続きを代行してもらうことで、相続人は時間と労力を節約できます。
  • 節税対策の提案:相続税の節税対策について、適切なアドバイスを受けることができます。

一方、税理士に依頼するデメリットとしては、費用が発生することが挙げられます。税理士報酬は、相続財産の額や業務内容によって異なりますが、一般的に数十万円から数百万円程度となります。

今回のケースでは、相続財産の総額が8000万円と非上場株式を含めると、相続税の課税対象となる可能性があります。相続税の基礎控除額(3000万円+600万円×法定相続人の数)を超える場合は、相続税申告が必要となります。相続税がかかるかどうかは、財産の評価額を正確に計算し、専門家である税理士に相談することをお勧めします。

相続税申告における注意点

相続税の申告には、期限があります。相続開始を知った日の翌日から10ヶ月以内です。この期限内に申告と納税を完了させる必要があります。期限を過ぎると、加算税や延滞税が課せられる可能性がありますので、注意が必要です。

相続税の申告には、様々な書類の提出が必要です。被相続人の戸籍謄本や相続人の印鑑証明書、財産に関する資料など、多くの書類を準備する必要があります。これらの書類の収集にも時間がかかる場合がありますので、早めに準備を始めることが大切です。

相続税の申告においては、財産の評価が重要です。特に、非上場株式や不動産などの評価は、専門的な知識が必要となります。専門家である税理士に依頼することで、適正な評価を受けることができます。

税理士への相談:判断のポイント

相続手続きを自分で行うか、税理士に依頼するかは、以下の点を考慮して判断しましょう。

  • 相続財産の額:相続財産の額が大きいほど、税理士に依頼するメリットは大きくなります。相続税の申告が必要な場合は、税理士に依頼することを検討しましょう。
  • 相続人の数:相続人の数が多いほど、遺産分割協議が複雑になる可能性があります。
  • 相続財産の種類:非上場株式や不動産など、評価が難しい財産がある場合は、税理士に依頼することを検討しましょう。
  • 時間と労力:相続手続きには、多くの時間と労力がかかります。
  • 税金に関する知識:税金に関する知識がない場合は、税理士に依頼することで、適切なアドバイスを受けることができます。

今回のケースでは、相続財産の総額が8000万円を超え、非上場株式も含まれているため、税理士に相談することをお勧めします。税理士に相談することで、相続税の課税対象となるかどうか、節税対策の可能性、手続きの流れなどについて、専門的なアドバイスを受けることができます。

実務的なアドバイスと具体例

相続手続きをスムーズに進めるためには、以下の点に注意しましょう。

  • 早めの準備:相続が発生したら、できるだけ早く準備を始めましょう。
  • 情報収集:相続に関する情報を収集し、専門家(税理士、弁護士など)に相談しましょう。
  • 相続人同士の協力:相続人同士で協力し、遺産分割協議を進めましょう。
  • 専門家の活用:必要に応じて、専門家(税理士、弁護士、司法書士など)に相談しましょう。

今回のケースでは、非上場株式の評価方法について、具体的な例を挙げてみましょう。例えば、お母様が実家の会社の株式を100株保有していたとします。会社の純資産額が1億円で、発行済株式総数が1000株だった場合、1株あたりの純資産価額は10万円となります。この純資産価額を基準に、会社の業績や類似業種の株価などを考慮して、最終的な株式の評価額が決定されます。この評価は、専門的な知識が必要となるため、税理士に相談することをお勧めします。

専門家に相談すべき場合とその理由

今回のケースでは、以下の場合は専門家(税理士)に相談することをお勧めします。

  • 相続財産の総額が基礎控除額を超える場合:相続税の課税対象となる可能性があるため、税理士に相談し、相続税の申告が必要かどうかを確認しましょう。
  • 非上場株式が含まれる場合:非上場株式の評価は複雑であり、専門的な知識が必要となるため、税理士に相談し、適切な評価を受けましょう。
  • 遺産分割協議が難航する場合:相続人同士の意見が対立し、遺産分割協議が難航する場合は、弁護士に相談し、解決策を探りましょう。
  • 税金に関する知識がない場合:相続税に関する知識がない場合は、税理士に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。

専門家への相談は、相続手続きを円滑に進めるために、非常に有効な手段です。積極的に専門家を活用しましょう。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回の質問に対する重要ポイントをまとめます。

  • 非上場株式の名義変更は、会社の定款に従い、会社の手続きを経る必要があります。
  • 相続税の手続きは、相続財産の額や種類によって、税理士に依頼するかどうかを検討しましょう。
  • 相続財産の総額が基礎控除額を超える場合や、非上場株式が含まれる場合は、税理士に相談することをお勧めします。
  • 相続税の申告には、期限があります。期限内に申告と納税を完了させましょう。
  • 相続手続きをスムーズに進めるためには、早めの準備と情報収集が重要です。

相続手続きは複雑で、専門的な知識が必要となる場合があります。今回の情報を参考に、ご自身の状況に合わせて、適切な対応をしてください。

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