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相続財産に抵当権がある場合の遺産分割協議書の書き方と注意点
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遺産分割協議書の作成方法が分かりません。特に、抵当権の扱い方(金額の記載方法など)に迷っています。家と土地は全て母に相続させたいと思っていますが、抵当権の扱い方をどのように記載すれば良いのか教えてください。
相続とは、被相続人(亡くなった人)の財産が、相続人(法律で定められた相続権を持つ人)に引き継がれることです。遺産分割協議書は、相続人全員で話し合って、相続財産をどのように分けるかを決めた内容を記載した書面です。この書面がないと、相続財産の分割がスムーズに進みません。特に、不動産などの高額な財産を相続する場合は、必ず作成しておきましょう。
質問者様のケースでは、家と土地を母親が相続し、抵当権(ローン残債)を夫が相続するという分割方法が考えられます。遺産分割協議書には、不動産の具体的な住所や地番、抵当権の金額(現在の残債200万円)を明確に記載する必要があります。
抵当権とは、借金(債務)の担保として、不動産に設定される権利です。相続において、抵当権付きの不動産を相続した場合、その不動産の所有権と共に抵当権も相続することになります。つまり、不動産を相続する人は、同時にローンの返済義務も負うことになります。
遺産分割協議書には、以下の点を明確に記載しましょう。
抵当権の金額は、ローンの契約時の金額ではなく、現在の残債額を記載する必要があります。また、抵当権を相続したからといって、必ずしもローンの返済義務を負うとは限りません。例えば、相続放棄をすれば、抵当権の返済義務からも解放されます。しかし、相続放棄には期限があり、手続きも複雑なため、専門家への相談が必須です。
遺産分割協議書の作成は、専門知識が必要な場合もあります。弁護士や司法書士などの専門家に相談することで、トラブルを防ぎ、スムーズに手続きを進めることができます。特に、抵当権や複雑な相続税の問題などがある場合は、専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。
以下の場合は、専門家への相談が強く推奨されます。
専門家は、法律に基づいた適切なアドバイスを行い、トラブルを回避するお手伝いをしてくれます。
遺産分割協議書の作成は、相続手続きにおいて非常に重要なステップです。特に抵当権がある場合は、現在の残債額を正確に記載し、相続人全員で合意した内容を明確に記述する必要があります。不明な点や不安な点がある場合は、弁護士や司法書士などの専門家に相談することをお勧めします。相続は一生に一度の大きな出来事ですので、慎重に進めることが大切です。
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