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相続財産に私道が含まれていなかった!遺産分割協議書への署名、本当に大丈夫?

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調停後、後妻の代理人から「遺産分割協議書」が送られてきました。しかし、調停調書と内容が異なり、私道の記載がありませんでした。調停調書と遺産分割協議書の両方を作成する必要があるのか、また、遺産分割協議書に署名押印しても大丈夫なのか不安です。抵当権の設定も心配です。
相続が発生した場合、相続人(被相続人の配偶者や子など)は、相続財産をどのように分けるかを決める必要があります。この手続きを「遺産分割」と言います。遺産分割は、相続人全員の合意に基づいて行う「遺産分割協議」によって行われます。この協議の内容を文書にしたものが「遺産分割協議書」です。遺産分割協議書は、相続財産の分割方法、各相続人の取得する財産などを明確に記載した重要な書類です。公正証書(公証役場で作成される、法的効力が高い証書)にすることで、後々のトラブルを防ぐことができます。
質問者様は、調停において既に遺産分割の方法を決定しています。送られてきた遺産分割協議書は、その調停調書の内容を具体的に記述したものです。私道の記載漏れは問題ですが、調停調書に既に分割方法が確定しているため、新たに作成された遺産分割協議書に署名押印することに問題はありません。ただし、私道の扱いを明確にする修正が必要です。
民法(相続に関する規定)が関係します。民法では、相続財産の分割方法について、相続人同士の合意を優先しています。調停調書は、裁判所の判断に基づく合意文書であり、法的拘束力があります。遺産分割協議書は、調停調書の内容を具体的に記述するもので、調停調書と整合性が取れている必要があります。
* **調停調書と遺産分割協議書は別物:** 調停調書は、相続財産の分割方法に関する合意を記録したものです。遺産分割協議書は、その合意内容を具体的に記述し、不動産登記などの手続きに必要な書類です。両方とも必要です。
* **私道の扱いが重要:** 私道は、相続財産の一部とみなされる可能性があります。遺産分割協議書には、私道の扱いを明確に記載する必要があります。記載漏れがあった場合は、修正が必要です。
* **抵当権の設定:** 抵当権は、債務の担保として設定されます。不動産の登記完了後に設定するのが一般的です。
後妻の代理人に、私道の扱いを明確に記載した修正版の遺産分割協議書を作成するよう依頼しましょう。具体的には、私道の面積、評価額、相続割合などを明確に記載する必要があります。また、抵当権の設定についても、不動産登記完了後に手続きを行うことを確認しましょう。
遺産分割は複雑な手続きであり、専門家のアドバイスが必要な場合があります。特に、相続財産に複雑な要素(私道など)が含まれる場合、または相続人同士で意見が食い違う場合は、弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。彼らは、法的な知識に基づいて適切なアドバイスを行い、トラブルを回避するお手伝いをします。
* 調停調書は法的拘束力があり、その内容に基づいて遺産分割協議書を作成する必要があります。
* 私道の扱いを明確にするために、遺産分割協議書を修正する必要があります。
* 抵当権の設定は、不動産登記完了後に行われます。
* 複雑な相続問題では、弁護士や司法書士などの専門家に相談することが重要です。
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