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祖母と父の相続で困惑…土地と建物の名義変更、相続税を抑えるには?

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【悩み】
相続とは、人が亡くなった(被相続人(亡くなった人)といいます)場合に、その人の持っていた財産(プラスの財産だけでなく、借金などのマイナスの財産も含まれます)を、特定の人が引き継ぐことです。この「特定の人が引き継ぐ」人を相続人といいます。
相続は、法律で定められたルールに基づいて行われます。このルールを理解することが、今回のケースのような問題を解決するための第一歩となります。
今回のケースでは、まずお父様が亡くなり、その後にお祖母様が亡くなっています。それぞれの相続について、順を追って考える必要があります。
ご質問のケースでは、土地がお祖母様名義、建物がお父様名義という状況です。この場合、まずはお父様の相続について考える必要があります。お父様の相続では、建物(家屋)が相続の対象となります。お父様の相続人である質問者様と兄弟の方々は、建物を相続する権利があります。
次に、お祖母様の相続です。お祖母様の相続では、土地が相続の対象となります。お祖母様にはお子様が3人いらっしゃるため、原則として、その3人が相続人となります。しかし、すでに父は他界しているため、父の相続分は、質問者様と兄弟の方々が相続することになります(代襲相続(たいしゅうそうぞく)といいます)。
ここで、孫である質問者様が祖母の土地を相続する場合に、相続税が高くなるのではないかというご心配があるかと思います。確かに、相続人以外の人が遺贈(いぞう:遺言によって財産を譲ること)などによって財産を取得した場合には、相続税が2割加算される制度があります。しかし、今回のケースでは、代襲相続により、質問者様が祖母の土地を相続することになるため、この2割加算の対象にはなりません。
相続税は、相続する財産の総額や、相続人の数、基礎控除額などによって計算されます。相続税の計算は複雑なので、専門家である税理士に相談することをおすすめします。
名義変更の手続きは、相続登記(そうぞくとうき)と呼ばれます。これは、法務局(登記所)で行います。相続登記を行うためには、戸籍謄本(こせきとうほん)や遺産分割協議書(いさんぶんかつきょうぎしょ)などの書類が必要になります。相続登記の手続きも、司法書士に依頼することができます。
相続に関係する主な法律は、民法と相続税法です。民法は、相続の基本的なルールを定めています。相続税法は、相続税の計算方法や、税率などを定めています。
相続の手続きを進める上で、重要なポイントとなるのが「遺産分割」です。遺産分割とは、相続人全員で、誰がどの財産を相続するかを話し合い、決定することです。遺産分割協議がまとまれば、その内容をまとめた遺産分割協議書を作成します。この遺産分割協議書は、相続登記などの手続きに必要な書類となります。
もし、相続人同士で遺産分割協議がまとまらない場合は、家庭裁判所に遺産分割調停を申し立てることができます。調停では、調停委員が間に入り、相続人同士の話し合いをサポートします。調停でも合意に至らない場合は、審判という手続きに移行し、裁判官が遺産の分割方法を決定します。
相続について、よく誤解される点があります。
今回のケースでは、相続人全員が遺産を欲しがっていないとのことですので、相続放棄も選択肢の一つとして検討できます。ただし、相続放棄をする場合は、専門家である弁護士に相談し、慎重に判断するようにしてください。
今回のケースのように、相続した土地や建物が不要な場合は、売却して現金化するという方法があります。
不動産を売却する際には、不動産業者に仲介を依頼するのが一般的です。不動産業者は、物件の査定を行い、売却価格を決定し、購入希望者を探すなどの業務を行います。売却価格によっては、相続税が発生する可能性もありますので、税理士に相談して、事前に税金の対策を検討しておくことが重要です。
また、不動産会社によっては、買取という形で、直接買い取ってくれる場合もあります。買取の場合、仲介よりも売却価格が低くなる傾向がありますが、すぐに現金化できるというメリットがあります。
その他、空き家バンクを活用するという方法もあります。空き家バンクとは、空き家の情報を登録し、購入希望者や賃貸希望者に紹介する制度です。空き家バンクを利用することで、売却や賃貸の可能性を高めることができます。
相続に関する問題は、複雑で専門的な知識が必要になる場合があります。以下のような場合は、専門家への相談を検討しましょう。
専門家に相談することで、適切なアドバイスを受けることができ、トラブルを未然に防ぐことができます。
今回のケースでは、以下の点が重要です。
相続は、人生において何度もあるものではありません。分からないことや不安なことがあれば、一人で抱え込まず、専門家に相談するようにしましょう。
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