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競売で落札した土地に他人が住んでいる!立ち退きと費用負担について徹底解説

質問の概要

【背景】

  • 私は競売(裁判所が差押えた不動産を売却する手続き)で土地を落札しました。
  • その土地には、以前から第三者(落札者である私以外の他人)が家を建てて住んでいます。

【悩み】

  • その第三者に土地から出ていってもらいたいのですが、どのような手続きをすれば良いのかわかりません。
  • 立ち退きになった場合、家屋や生活ゴミなどの処分費用は誰が負担するのでしょうか。
立ち退き交渉を行い、合意に至らない場合は、法的手段(建物明渡請求)を検討しましょう。処分費用は原則として、不法占有者(土地を不法に占有している人)の負担です。

土地の競売と、そこから始まる問題

競売で土地を落札されたのですね。おめでとうございます!しかし、そこに第三者が住んでいるとなると、少し複雑な問題が発生します。まずは、競売の基本的な流れと、今回のケースで何が起きているのかを整理しましょう。

競売とは? 基礎知識を整理

競売とは、簡単に言うと、裁判所が債務者(お金を借りて返せなくなった人)の財産を差し押さえ、それを売却してお金に変える手続きのことです。土地や建物などの不動産も、競売の対象になります。

競売の流れは以下の通りです。

  • 債権者(お金を貸した人)が裁判所に競売を申し立てる。
  • 裁判所が不動産を調査し、評価額を決定する。
  • 入札が行われ、最も高い金額を提示した人が落札者となる。
  • 落札者は代金を支払い、裁判所から所有権移転登記を受ける。

今回のケースでは、あなたがこの競売で土地を落札し、所有権を取得したわけです。

今回のケースへの直接的な回答

結論から言うと、あなたは第三者に対して、その土地から出て行ってもらう(立ち退き)よう求めることができます。しかし、スムーズに事が運ぶとは限りません。まずは、落ち着いて対応策を検討しましょう。

具体的なステップとしては、以下のようになります。

  1. まずは話し合いから
    第三者と直接話し合い、立ち退きについて合意を目指します。立ち退きの条件(立ち退き料など)についても交渉できます。
  2. 内容証明郵便の送付
    話し合いがまとまらない場合、内容証明郵便(いつ、誰が、誰に、どのような内容の手紙を送ったかを証明する郵便)を送付し、立ち退きを正式に要求します。
  3. 法的手段の検討
    それでも立ち退いてくれない場合は、弁護士に相談し、裁判(建物明渡請求訴訟)を起こすことを検討します。

家屋や生活ゴミの処分費用についてですが、基本的には、その土地を不法に占有している第三者(不法占有者)が負担することになります。

関係する法律や制度

今回のケースで関係する主な法律は、民法です。特に、以下の条文が重要になります。

  • 民法第206条(所有権の内容)
    所有者は、法令の制限内において、自由にその所有物の使用、収益及び処分をする権利を有する。つまり、あなたは所有者として、その土地を自由に利用できる権利があります。
  • 民法第703条(不当利得の返還義務)
    法律上の原因なく他人の財産または労務によって利益を受け、そのために他人に損失を与えた者は、その利益を返還する義務を負う。第三者があなたの土地を不法に利用している場合、この条文が適用される可能性があります。

また、不動産に関する様々な法律も関係してきます。例えば、建物の種類によっては、建築基準法などの規制を受けることもあります。

誤解されがちなポイント

この手の問題で、よく誤解されるポイントをいくつか解説します。

  1. 「立ち退き料は必ず支払う必要がある」という誤解
    立ち退き料は、あくまで交渉の結果として発生するものです。必ず支払わなければならないものではありません。ただし、立ち退き料を支払うことで、スムーズに解決できることもあります。
  2. 「相手の言い分は全て聞かなければならない」という誤解
    相手の言い分を聞くことは重要ですが、全てを受け入れる必要はありません。あなたの権利を主張し、適切な解決を目指しましょう。
  3. 「弁護士に依頼すると高額になる」という誤解
    弁護士費用は、事案の内容や依頼する弁護士によって異なります。しかし、弁護士に依頼することで、適切なアドバイスを受けられ、スムーズに解決できる可能性が高まります。また、最終的に費用を相手に請求できる場合もあります。

実務的なアドバイスと具体例

実際に立ち退きを求める際のアドバイスと、具体的な例をいくつかご紹介します。

  1. 証拠の収集
    立ち退きを求めるにあたって、証拠は非常に重要です。第三者がその土地に住んでいることを示す証拠(写真、住民票など)、話し合いの記録(録音、メモなど)などを収集しておきましょう。
  2. 専門家への相談
    弁護士や司法書士などの専門家に相談することで、適切なアドバイスを受けられます。特に、法的手段を検討する際には、専門家のサポートが不可欠です。
  3. 立ち退き交渉の具体例
    例えば、第三者が長年その土地に住んでいた場合、立ち退き料を支払うことで、円満に解決できる可能性があります。一方、不法占有の期間が短い場合や、悪質な場合は、強硬な態度で臨むことも必要になるかもしれません。
  4. 費用の負担について
    第三者が立ち退きに応じない場合、裁判を起こすことになります。裁判費用や弁護士費用は、原則としてあなたが一時的に負担することになります。しかし、裁判に勝訴した場合、これらの費用を相手に請求できる可能性があります。また、家屋や生活ゴミの処分費用も、基本的には相手に請求できます。

専門家に相談すべき場合とその理由

以下のような場合は、必ず専門家(弁護士)に相談しましょう。

  • 相手が立ち退きを拒否している場合
    法的手段を検討する必要があるため、専門家のサポートが不可欠です。
  • 相手との交渉が難航している場合
    第三者との交渉がうまくいかない場合、専門家が間に入ることで、スムーズに解決できることがあります。
  • 高額な立ち退き料を要求されている場合
    不当な立ち退き料を要求されている場合、専門家が適正な金額を判断し、交渉をサポートします。
  • 複雑な事情がある場合
    例えば、第三者がその土地に住み始めた経緯が複雑である場合や、他の権利関係が絡んでいる場合など、専門的な知識が必要になります。

まとめ

今回の重要なポイントをまとめます。

  • 競売で土地を落札しても、第三者が住んでいる場合は、立ち退きを求めることができます。
  • まずは、第三者と話し合い、立ち退きについて合意を目指しましょう。
  • 話し合いがまとまらない場合は、内容証明郵便を送り、法的手段を検討します。
  • 家屋や生活ゴミの処分費用は、原則として第三者(不法占有者)の負担です。
  • 専門家(弁護士)に相談することで、適切なアドバイスを受け、スムーズに解決できる可能性が高まります。

今回のケースは、時間と手間がかかる可能性がありますが、諦めずに、適切な対応をすることで、必ず解決できます。頑張ってください!

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