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競売物件を不動産会社から購入する際の注意点:安全に購入するためのポイントを解説

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【悩み】
競売物件を不動産会社から購入する場合、登記上の問題がなくても、隠れた瑕疵(かし)やリスクに注意が必要です。専門家への相談も検討しましょう。
競売(けいばい)とは、裁判所が、債務者(借金などでお金を返せなくなった人)の所有する不動産を売却し、その売却代金から債権者(お金を貸した人など)への債権を回収する手続きのことです。簡単に言うと、お金を借りた人が返済できなくなった場合、その人の持っている不動産を裁判所が代わりに売る、ということです。
競売物件は、通常の不動産取引とは異なり、様々な注意点があります。例えば、物件の状況を事前に詳しく確認することが難しい場合や、売主が裁判所であるため、契約内容に制限がある場合などです。
不動産会社が仲介(ちゅうかい)してくれる場合、一定の安心感はあります。なぜなら、不動産会社は専門的な知識を持っており、物件調査や契約手続きをサポートしてくれるからです。しかし、だからといって完全に安全とは限りません。
今回のケースでは、登記簿上は問題がないとのことですが、それだけで安心するのは危険です。登記簿には現れない、隠れた瑕疵(かし:欠陥や問題点)が存在する可能性があるからです。例えば、雨漏りやシロアリ被害、以前の居住者による特殊な事情(自殺など)など、様々なリスクが考えられます。
不動産会社が仲介する場合でも、以下の点に注意が必要です。
不動産取引に関係する重要な法律として、「民法」があります。民法には、売主が負うべき責任について規定があります。以前は「瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)」というものが中心でしたが、現在は「契約不適合責任(けいやくふてきごうせきにん)」に変わっています。
契約不適合責任とは?
売買契約において、引き渡された物件が契約内容に適合しない場合、売主が負う責任のことです。例えば、契約書に記載された物件の状態と、実際に引き渡された物件の状態が異なる場合、売主は修繕や損害賠償などの責任を負う可能性があります。
競売物件の場合、契約不適合責任が一部免除されるケースもあります。これは、裁判所が売主であるため、通常の売買契約とは異なる条件が適用されることがあるからです。契約前に、契約内容をしっかり確認し、不明な点は専門家に相談することが重要です。
多くの人が「登記簿に問題がなければ安全」と考えがちですが、これは大きな誤解です。登記簿は、その不動産の権利関係を示すものであり、物件の物理的な状態や隠れた瑕疵については記載されていません。
例えば、以下のようなケースは、登記簿だけでは判断できません。
したがって、登記簿を確認することは重要ですが、それだけで安心せず、様々な角度から物件を調査する必要があります。
競売物件を安全に購入するためには、以下の点に注意しましょう。
具体例:
例えば、内覧時に、壁にひび割れを発見したとします。この場合、建築士に調査を依頼し、ひび割れの原因や修繕費用などを確認することが重要です。また、過去にその物件で事件があったという噂を聞いた場合は、不動産会社に事実確認を求め、心理的な影響についても考慮する必要があります。
競売物件の購入には、様々なリスクが伴います。そのため、専門家への相談を検討することをお勧めします。以下のような場合は、特に専門家への相談を検討しましょう。
建築士に建物の構造的な問題や修繕費用について相談しましょう。
弁護士や不動産鑑定士に相談し、契約内容についてアドバイスを受けましょう。
弁護士に相談し、契約内容が自分にとって不利なものになっていないか確認しましょう。
専門家(不動産鑑定士、弁護士など)に相談し、その影響や対応策についてアドバイスを受けましょう。
専門家に相談することで、リスクを軽減し、安心して購入を進めることができます。
競売物件を不動産会社から購入する場合、登記簿に問題がなくても、様々なリスクが存在します。安全に購入するためには、以下の点を重視しましょう。
競売物件の購入は、通常の不動産取引よりも慎重に進める必要があります。上記のポイントを参考に、十分に注意して、安全な取引を目指しましょう。
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