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築10年中古物件は任意売却が多い?購入時の注意点と賢い選択

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任意売却物件は増加傾向にあり、購入には注意が必要です。物件の状況確認と専門家への相談を忘れずに。
任意売却とは、住宅ローンの返済が難しくなった人が、金融機関(お金を貸した側)の同意を得て、不動産を売却する方法です。通常の不動産売買と異なり、金融機関との調整が必要になります。
住宅ローンの支払いが滞ると、最終的には金融機関は担保となっている家を競売(裁判所が強制的に売却すること)にかけることになります。任意売却は、競売よりも高い価格で売却できる可能性があり、売主(家を売る人)にとっても、少しでも多くの金額を手元に残せるメリットがあります。また、売主の信用情報への影響も、競売よりは軽微である場合が多いです。
一方、買主(家を買う人)にとっては、任意売却物件は、通常の物件よりも安く購入できる可能性があります。ただし、物件の状態や権利関係(誰がその家に対して権利を持っているか)に注意が必要です。
築10年程度の中古物件がチラシで多く見られる背景には、いくつかの要因が考えられます。
まず、住宅ローンを組んで家を購入した人が、何らかの理由(収入の減少、リストラ、離婚など)でローンの返済が困難になり、任意売却を選択するケースがあります。築10年というのは、住宅ローンを組んでからある程度の年数が経過しているため、このような状況に陥る人も一定数いると考えられます。
また、住宅市場全体の動向も影響しています。近年、中古物件の需要が高まっており、築年数の経過した物件も流通しやすくなっています。さらに、新築物件に比べて価格が抑えられているため、購入しやすいという点も、中古物件が注目される理由の一つです。
ただし、築10年の中古物件が必ずしも任意売却物件であるとは限りません。単に、売主の事情や、より良い住環境への転居など、様々な理由で売却される物件も多く存在します。
任意売却に関連する主な法律や制度には、以下のようなものがあります。
これらの法律や制度は、任意売却の手続きや、買主・売主の権利と義務に深く関わっています。専門的な知識が必要となる場合もあるため、不明な点があれば、弁護士や不動産鑑定士などの専門家に相談することをお勧めします。
任意売却物件について、よくある誤解を整理しましょう。
これは誤解です。任意売却に至る理由は様々であり、物件自体に問題がないケースも少なくありません。ただし、物件の状況や権利関係をしっかり確認することが重要です。
必ずしもそうとは限りません。市場の状況や物件の条件によっては、相場と大きく変わらない価格で取引されることもあります。また、売主が少しでも多くのお金を手元に残したいと考えるため、必ずしも大幅な値下げがされるわけではありません。
これも誤解です。物件の状態や権利関係をきちんと確認し、必要な修繕を行えば、通常の物件と変わらず快適に生活できます。
必ずしもそうとは限りません。もちろん、高額な住宅ローンを組んでいた人が任意売却に至るケースもありますが、様々な価格帯の物件が任意売却の対象となります。
重要なのは、偏見を持たずに、物件の情報を客観的に評価することです。
任意売却物件を購入する際には、以下の点に注意しましょう。
内覧(実際に物件を見ること)を行い、建物の状態(雨漏り、シロアリ被害、設備の故障など)を詳しく確認しましょう。必要であれば、専門家(建築士など)に調査を依頼することも検討しましょう。
登記簿謄本(不動産の権利関係を記録した書類)を取得し、抵当権や差押えなど、権利関係に問題がないか確認しましょう。複雑な場合は、司法書士に相談することをお勧めします。
売主の事情(なぜ任意売却に至ったのか、ローンの残債など)をある程度把握しておくと、価格交渉の際に役立つ場合があります。ただし、個人情報を詮索しすぎないように注意しましょう。
任意売却物件の取り扱いに慣れている不動産会社を選ぶことが重要です。実績や評判を確認し、信頼できる会社を選びましょう。
売買契約の内容をよく確認し、不明な点があれば、必ず不動産会社に質問しましょう。特に、瑕疵担保責任(物件に隠れた欠陥があった場合に、売主が責任を負う期間)や、引き渡し時期など、重要な項目について注意が必要です。
物件価格だけでなく、仲介手数料、登記費用、固定資産税、修繕費用など、諸費用も考慮して資金計画を立てましょう。
具体例:
ある人が、築10年の任意売却物件を購入しました。内覧時に、雨漏りの跡を発見し、専門家に見てもらったところ、屋根の修繕が必要であることが判明しました。購入前に修繕費用を見積もり、価格交渉を行った結果、適正な価格で購入することができました。その後、快適に生活していますが、購入前に専門家の調査を受けていたことが、安心して暮らせる理由の一つになっています。
以下のような場合は、専門家への相談を検討しましょう。
抵当権が複数設定されている、差押えがあるなど、権利関係が複雑な場合は、司法書士に相談しましょう。権利関係の整理や、売買手続きのサポートをしてくれます。
建物の状態に不安がある場合は、建築士に建物調査(インスペクション)を依頼しましょう。建物の構造や、雨漏り、シロアリ被害などの有無を専門的な視点からチェックしてくれます。
売主との価格交渉がうまくいかない場合は、不動産鑑定士に相談することも検討しましょう。物件の適正価格を評価してもらい、交渉の材料にすることができます。
不動産取得税や固定資産税など、税金に関する疑問がある場合は、税理士に相談しましょう。税務上のアドバイスや、確定申告のサポートをしてくれます。
専門家への相談は、費用がかかる場合がありますが、後々のトラブルを回避し、安心して不動産取引を行うためには、有効な手段です。
今回の質問に対する重要なポイントをまとめます。
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