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築30年事務所ビルのゴキブリ大量発生!原因と対策、不動産会社への対応策を徹底解説

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共有部のゴキブリが大量発生し、駆除してもキリがありません。原因が分からず、不安です。不動産会社には相談済みですが、対応してもらえるか分かりません。有効な対策と、不動産会社への対応策を知りたいです。
築30年の事務所ビルでゴキブリが大量発生しているとのこと、お困りのことと思います。まずは、ゴキブリ発生のメカニズムと、今回のケースへの対応策を詳しく見ていきましょう。
ゴキブリは、雑食性で生命力が強く、わずかな隙間から侵入し、繁殖力も高い昆虫です。エサとなるものがあれば、どこでも繁殖します。特に、古い建物は、壁の隙間や配管など、ゴキブリが潜むのに最適な場所が多いです。今回の事務所ビルが築30年であることも、ゴキブリの大量発生に繋がっている可能性が高いです。
ゴキブリの発生源となりうるものは、以下の通りです。
質問者様の事務所ビルのゴキブリ問題は、共有部全体の問題である可能性が高いです。そのため、個々の対策では限界があります。まずは、不動産会社に状況を改めて説明し、共有部のゴキブリ駆除を依頼することが重要です。
不動産会社が対応しない場合は、書面で苦情を申し立て、専門の駆除業者への依頼を強く求めるべきです。その際、ゴキブリの発生状況を写真や動画で記録しておくと、効果的です。また、賃貸借契約書を確認し、建物の修繕義務について確認しましょう。
賃貸借契約において、建物の修繕義務は、借主と貸主(不動産会社)で分担されています。通常、共有部の修繕は貸主の責任です。ゴキブリ駆除も、建物の衛生管理に含まれるため、貸主である不動産会社が責任を負うべきです。民法616条などが関係します。
ゴキブリの発生は、必ずしも借主の不注意が原因とは限りません。特に、築年数の古い建物では、建物の構造上の問題や、他のテナントの影響も考えられます。責任の所在を明確にするためにも、不動産会社との丁寧なコミュニケーションが大切です。
以下の手順で対応することをお勧めします。
不動産会社が全く対応してくれない場合、弁護士に相談することを検討しましょう。賃貸借契約に関する専門的な知識を持つ弁護士は、適切なアドバイスと法的措置のサポートをしてくれます。特に、健康被害が発生している場合などは、法的措置も視野に入れるべきです。
共有部のゴキブリ大量発生は、不動産会社の責任において解決すべき問題です。まずは、丁寧な交渉を行い、専門業者による駆除を依頼しましょう。それでも解決しない場合は、弁護士に相談するなど、適切な手段を講じることが重要です。早期の解決を目指し、健康被害を防ぎましょう。
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